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アクションカメラ

Insta360 GO3Sの設定|どうすればいい?

Insta360 GO3Sをサブカメラとして使っています。
だんだん使い方(設定・モード)が固まってきたので参考までに紹介します。

この記事の対象者

  • Insta360 GO3Sを使いはじめた
  • アクション撮影というよりは日常記録・Vlogに使う
  • 模範解答的な設定が知りたい(動画撮影はじめたばかり)

この記事でわかること

  • GO3Sで日常記録・Vlog撮影する時の設定
  • GO3Sで撮る時のポイント
今回は動画撮影の設定についてです。写真の設定は扱いません。
KyL

 

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KyL
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Insta360 GO3S|設定まとめ

もっと見る⇒

設定
基本設定レンズモードデワープ
解像度@フレームレート4K30fps
EV0または-0.5
シャッタースピード1/60またはオート
ISO800MAXまたはオート
カラーフラットまたは通常版
ホワイトバランス5000K-6000Kまたはオート
※状況によって微調整
アスペクト比16:9
手ぶれ補正標準
動画ビットレート
動画のシャープネス
動画モードの使い分け通常動画日中の撮影4K30fps
夜間の撮影4K30fps
ジッターブラー低減:オン
明暗差のある撮影4K30fps
編集時DBオン
スローモーション撮影2.7K50fps
スローモーションスローモーション撮影2.7K100fps
FreeFrame未定
複数のプラットフォームで使うための撮影
4K30fps
タイムラプスタイムラプス撮影自動電源オフ:無効
自動スリープ:無効
タイムシフトタイムシフト撮影4K30fps

今回は2つに分けて解説します。

  1. 基本設定(見た目・映像のクオリティに影響するもの)
  2. 各撮影モードの使い分け

です。

マーカーの項目はマニュアルで設定せずにオートにすることも多いです。

 

基本設定(見た目・映像のクオリティに影響するもの)

レンズモード:デワープ

撮影対象が人や建物なら普段見ている現実世界に近いほうが自然です。
歪みの少ない「メガ広角」「デワープ」「狭角」が良いでしょう。
この3つの画角は比較的直線的に映ります。











 

「アクション広角」や「超広角」を使う場面

この2つの画角は画面の端にいくほど歪みが大きく、画面の中央はそれほど歪みがないのが特徴です(魚眼効果)。
例えば、タイムシフト撮影・ツーリングやサイクリングで消失点や被写体を真ん中に配置すれば独特の没入感につながります。






使い方をミスると違和感が出たり、現実離れするのでケースバイケース・適材適所で選んだほうがいいでしょう。

 

解像度フレームレート:4K30fps

解像度とフレームレートは4K30fpsと決めておけばシンプルです(fps:1秒あたりのコマ数)。

30fpsにする理由

30fpsが一般的だから

テレビやYouTubeなど日常的に見慣れている動画は多くが30fpsで編集されています。

24fpsにも対応できるから

30fpsの素材ならフレームレート24fpsで編集することになっても対応できます。
シネマティックな動画は24fpsで編集されていることが多いです。

できるだけ画質を下げたくないから

4K30fps vs 4K60fpsで比べると1フレームあたりのビットレートが高い(情報量が多い)のは4K30fpsのほうです。
理論上、4K30fpsのほうが画質が高いことから無駄に上げすぎないようにしています。

もちろん厳密に言えば、ケースバイケースです。
必要に応じて4K60fpsを使ったほうがいいです。

 

EV値:0または-0.5

白飛びしそうな時は-0.5にしますが現状、ほとんど変えずに使っています。

 

(シャッタースピード:オート)

マニュアル設定する場合

シャッタースピードは以下のように設定します。

30fpsなら1/60
60fpsなら1/120

ポイントはシャッタースピードをフレームレートの2倍の逆数にすること。
この組み合わせで撮ると人間の目で見るのに近いと言われており、動画撮影における基本ルールとなっています。

シャッタースピードの基本原則
フレームレート(FPS)シャッタースピード
通常撮影241/48
301/60
スロー撮影601/120
超スロー撮影1201/240

モーションブラー効果(自然な残像感)などが期待できます。
ただし、日中、屋外でこの設定で使うと高確率で白飛びするため、別売のNDフィルターで防ぐ必要があります。
NDフィルターがなければシャッタースピードはオートがオススメです。

 

シャッタースピードはオートでもOK

そもそも基本原則はモーションブラーのある映像を撮影するためにあります。
「モーションブラーはつけなくてもいいんだけど」という人はオートで大丈夫です。

さらに、Insta360のアプリ内にモーションブラーを付け加える機能が存在するため、オートで撮ってもモーションブラーを追加できます。
なのでわざわざ撮影でマニュアル設定しなくていいということです。

プロなどの上級者や感覚が優れた人は編集で追加したモーションブラーに不自然さを感じるようです。
より完成度の高いモーションブラーを求める人はマニュアルのほうがいいかもしれません。
KyL

 

(ISO:800MAX)

明るい環境・暗い環境などいろいろ行き来する時は場所が変わるたびにISOを設定するのは非現実的です。
オートかセミオートが良いでしょう。

ISO設定ミスで起こること

ISOが高すぎる場合:ノイズが目立つ
ISOが低すぎる場合:ノイズは目立たないかもしれないが明るさが不足

十分に明るいところならISOは最低の100でOKですが、暗いところでISO100のままだと暗すぎです。
KyL

 

カラー:フラット

撮った動画をそのまま使う場合は自分の好きなフィルター(ピクチャープロファイル)を選べばOKです。
カラーグレーディングを考えるなら「フラット」の選択がオススメです。

カラーグレーディングしない場合

スペック的に本格的なカラーグレーディング向きのカメラではないのでカラーグレーディングは考えていない人のほうが多いと思います。
「そもそもカラーグレーディングのやり方がわからない」人もいると思います。

カラーグレーディングしないのであれば「フラット」以外のカラープロファイルを選んでおくことをオススメです。

カラーグレーディングするならフラットじゃないとダメなのか

「通常版」や「鮮やか」「ポートレート」で撮ってもカラーグレーディングできますが、コントラスト・彩度が調整済(ルックとして完成形)なので限界があります。
例えるなら、カラーリングした髪を別の色に変えるようなものです。

 

ホワイトバランス:5000K-6000K

ホワイトバランスは場所によって大きく変わるため、基準値を示すのは難しいです。
経験上、晴れている日の屋外だと4500K-5500Kになる印象ですが、下は2200Kから上は7000Kくらいの時もあります。

最近は「ホワイトバランスを厳密に調整しないのもありかな」と考えており、5500Kから動かさないこともあります。
これによって暖かい場所がより暖かく、寒い場所はより寒そうに見えます。

ホワイトバランスは編集ソフトを使えば修正できるので、マニュアルで少しくらい誤差があってもなんとかなります。
KyL

 

ホワイトバランスをオートにしない理由

オートだとちょっとカメラの向きを変えただけでホワイトバランスが変わってしまったりします。
同じものを撮っているのにホワイトバランスが変わると統一感がなくなることからマニュアル設定を選んでいます。

色が現実と違うことに関しては別に気にならないんですが、一貫性がないと気になります。
KyL

 

アスペクト比:16:9

スマホ・PCなど現代の視聴環境に最もマッチするのは16:9です。
もちろんYouTubeの主流も16:9なのでなにか特別な意図がないなら変える必要はないと思います。

4:3はアナログテレビ(ブラウン管テレビ)時代に主流だったアスペクト比です。
なのでちょっとレトロというか昔風に見せたい場合には効果的です。
KyL

イメージとしては

  • 〜2000年代:4:3
  • 2000年代〜:16:9
  • ショート動画誕生以降:9:16

みたいな感じでしょうか。

 

手ぶれ補正:標準

手ぶれ補正を強くすると画角がクロップされて狭くなったりします。
必要以上に画角を狭めたくないので「標準」で抑えぎみにしています。

「オフ」だとブレブレで使える場面が限られますが、スポーツで使うとかでなければ「高」「最大」まで上げなくても使える印象です。

 

動画ビットレート:高

最高画質で撮るためにビットレートは「高」にします。

動画ビットレートの設定

  • 標準:セーブ気味で撮る(データは軽くなるが画質が下がる)
  • :全力で撮る(画質は最高だがデータは重くなる)

 

動画のシャープネス:中

シャープネスを「高」にするとくっきりしすぎて不自然です。
ただし、印象は確認するモニターのサイズ・スペックによっても違います。

個人的にはPCで見てちょうどいい「中」を選んでいます。
スマホで見る人の中には「低」で十分と感じる人もいるかもしれません。

シャープネスは編集ソフトで上げられますが、下げられません。
なので何れにしても「高」は非推奨です。
KyL

 

動画モードの使い分け

シーンごとに適切なモードを選びます。

よく使うモード

  • 通常動画
  • スローモーション
  • FreeFrame
  • タイムラプス
  • タイムシフト

通常動画モード

通常モードを使うパターンは大まかに4つです。
ここからはその4パターンに分けて書きます。
設定を微調整する場合は該当箇所も示しておきます。

日中の撮影

明るさが十分なところでは通常の動画モードを使ってます(多分、7割以上がこの状態です)。
この時の設定は上で解説した通りです。

 

夜間の撮影

日が暮れて自然光がなくなってからの時間帯は通常動画を使いつつ、ジッターブラー低減をオンにします。

 

明暗差のある場所での撮影

「逆光」や「ハイコントラスト」の場所は通常動画で撮影後、編集時にDolby Visionをオンで書き出すと画質が上がることがあります。
(モニターが必要なため、Dolby Visionはマストではありません)

 

スローモーション撮影

スローで残したい時もスローモーションモードより通常動画モードを使います。
GO3Sのスローモーションモードで選べるフレームレートは2.7K100fpsが最大ですが、スポーツシーン以外では2.7K50fpsで十分です。

基本設定からの変更箇所

解像度フレームレート:2.7K50fps
シャッタースピード:1/100またはオート

 

POV撮影

自転車やバイクの走行はレンズモードの変更+モーションブラーの追加で疾走感が増します。

基本設定からの変更箇所

レンズモード:アクション広角
モーションブラー:オン

 

FreeFrame

SNS用動画撮影

複数のプラットフォームで使う動画はFreeFrameモードで撮っておくと縦横のどちらにも使えるので便利です。

 

タイムラプス

タイムラプス撮影

タイムラプスは基本オートです。
設置場所には気を使います(どこにカメラを置くと面白いかとかカメラが動かないようになど)。

基本設定からの変更箇所

手ぶれ補正:オフ
インターバル:0.5sから2s
自動電源オフ:無効
自動スリープ:無効

 

タイムシフト

小さいカメラを胸や帽子にマウントして使うのが楽です。
画角を変えることで違った印象を作り出せます。

ナチュラル感重視:デワープ
没入感重視:アクション広角・超広角

 

GO3Sで撮る時のポイント

被写体との距離感は適切に

GO3Sは4K対応ですが、センサーサイズ的に画質はそれなりのカメラです。
スキントーンも良いカメラと比べると質が高いとは言えず、人物撮影や物撮りなどにはあまり向いてはいません。
近づいたからと言って綺麗に撮れるわけでもありません。

最大2倍までズームできますが、デジタルズームなので限界があります。
適切な距離感は1つのポイントになります。

 

非常識な発想で使う

GO3Sは普通のカメラにはできないことができます。

具体的に言えば、以下のような特徴がユニークです。

  • 帽子や胸にマウント
  • スポーツ競技中に装着
  • 防水(水中撮影)
  • 天井に設置できる
  • ドローンで飛ばせる
  • ちょっとした隙間に入る(コップやギターなど)

など

目線の高さで使うだけだとかなり退屈な映像になりますので、高さや角度を変えてよりクリエイティブな発想で使ってみましょう。

 

GO3Sの編集時にやること

上記の設定で撮った素材を編集で微調整します。

  1. カット・トリミング
  2. コントラスト・ホワイトバランス・彩度を調整
  3. カラーグレーディング(LUTを使う)
  4. スピードを調整
  5. エフェクト追加
  6. 音を追加
このあたりの話はまた別の機会に書く予定です。
KyL

 

最後に

現在進行形で試行錯誤中なので微調整していくつもりです。

簡単な質問であればYouTubeチャンネル(Action Camera Days)のコメント欄でお気軽に聞いてください。

Insta360 GO3Sで撮った動画






KyL

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【仕事】
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