「初めてアクションカメラを買おうと思ったらけっこう種類あるんだな...」
「失敗したくないんだけど...」
このページではそんな初心者の方を対象に失敗しないアクションカメラの選び方を解説していきます。
この記事の対象者
- オーソドックスなアクションカメラを探している
- 「4K」「センサーサイズ」「画角」などのカメラ用語がわからない
- 自分で納得して選びたい
この記事でわかること
- 選び方の手順
- 最重要ポイント
- 具体的な選び方事例
アクションカメラ選びの手順(4ステップ)
ステップ1:
使用目的(撮りたいもの)を決めるステップ2:
撮影環境・条件を確認するステップ3:
スペックをチェック(優先度も考慮)ステップ4:
使用目的に合わせてカメラを選ぶ
撮りたいものを先に決めるのがポイント
アクションカメラ選びのポイントは「何を撮るのか?」「どうやって撮るのか?」を先に決めることです。
綺麗に撮るならファーストチョイスだけど、持ち歩きを考えると2番手、3番手、あるいはそれ以下ということもあり得ます。
撮りたいものの例
- 旅行
- キャンプ
- スポーツ
- Vlog
- 映像作品
- 定点観測・記録
上記以外にも色々ありますが、必要なスペック・重視すべきポイントなどはそれぞれ異なります。
まずは何を撮るのかをハッキリさせた上で、どのカメラが最適かという順番で選ぶことを推奨します。
撮影環境・条件を考える
「何を撮るか」が決まったら、次に 「どんな環境で撮るか」 をイメージします。
これによってスペックのチェックがより的確になります。
- 屋外or室内? → 明るさに影響(低照度性能が必要)
- 動きがある?静止している? → 手ブレ補正の高さや画角
- 長時間撮影する? → バッテリーや熱耐性
- 三脚やジンバルを使う? → ボディサイズやアクセサリーの選択
このステップを挟むことで、 「本当に必要なスペック」 にフォーカスしやすくなります。
アクションカメラ選びで重要なチェックポイント
基本となる知識がなければ、良し悪しが判断できません。
なので「どういう部分が違いになるのか」「それはどんな意味なのか?」「なんで価格が違うのか?」がわかるように最低限のポイントに絞ってお伝えします。
その後で使用目的と照らし合わせて、必要なスペックをクリアしているかをチェックします。
センサーサイズ
センサーはカメラの画質に影響する最重要パーツの一つです。
カメラはセンサーで光を感知して電気信号に変換します。
センサーサイズと画質
センサーサイズが大きいほど画質が高くなる傾向があります。
- 多くの光を捉えることができる(暗い場所での撮影に強い)
- 明暗差のある撮影に強い
- ピクセル数が多い(高解像度の撮影に対応)
それならセンサーサイズは大きいほうがいいのか
センサーサイズが大きいほど気軽に使えなくなります。
- カメラサイズが大きくて重くなる(携帯性が落ちる)
- コストがかかる(販売価格が高くなる・ファイルサイズが大きくなる・バッテリー消費量が多い)
- 熱が発生しやすい(撮影中に止まるリスク)
なので必ずしもセンサーサイズが大きければいいというわけではありません。
実際、アクションカメラはサイズやコスト等も重要なので1インチ以下のセンサーが採用されるケースが多いです。
解像度
解像度は「4K」とか「フルHD」などのことです。
「解像度が高い=ピクセル数が多い」を意味します。
Kは1000を意味しています。
4Kは横幅が大体4000ピクセルという意味です。
4KはフルHDの4倍のピクセル数があります。
さらに8Kになると4Kの4倍のピクセル数です。
高解像度と画質
同じ画面で見る時、ピクセル数が多い(密度が濃い)ので綺麗に見えます。
高解像度だと編集で映像を拡大しても粗くなりにくかったりします。
それなら高解像度のほうがいいのか
高解像度で撮影しても画面サイズが小さいと違いがハッキリしません。
スマホなどで視聴するとフルHDと4Kは差がわからないことも多いです。
- ファイルサイズが大きくなる(編集が大変)
- 処理に負荷がかかる(良いマシンが必要)
- 熱問題につながるリスク
現在、4Kモニターが主流とまで言えません。
なので4Kより上はある意味でオーバースペックです。
(4Kモニターを選ぶのはクリエイターやゲーマーなどが多い)
画角
カメラを固定した状態で映せる範囲のこと。人間で言えば視野と同じイメージですね。
アクションカメラでは広角が重視されます。
理由はいくつかありますが、一つはスポーツなどダイナミックなシーンの撮影に使うことが多いからです。
画角が広いほど水しぶきや雪などが入るので動きがより強調されて映像に迫力が出るんですね。
あとVlogで使う時に情報量が多くなります。
広角撮影のメリット
- 狭い場所でより多くの情報を捉えられる
- 臨場感やダイナミックさの演出が可能
- 自撮り時に背景も入る
広角撮影のデメリット
- 画面の端に行くほど歪みが出る
- フレーム内に不要なものが入りやすい
フレームレート
フレームレートはfpsで表示されます。
1秒あたりのコマ数という意味です(frames per second)。
1秒間にシャッターを切る回数が30回なら30fps、60回なら60fpsです。
ハイフレームレートでの撮影
スポーツなど動きが速いシーンをハイフレームレートで撮影すると肉眼では捉えきれない瞬間を細やかに観察できます。
静止画で切り出す時にも便利です。
一方でハイフレームレート撮影にはデメリットもあります。
- 1秒あたりのシャッター回数が多い(映像が暗くなる)
- 低フレームレート撮影より残像感がない(ある意味不自然)
- ファイルサイズが大きくなる
- 処理に負荷がかかる
- 熱問題
- バッテリー消費量が多い
なのでフレームレートは撮影するものによって変わります。
撮影フレームレートの決め方
シンプルに最終的な動画の再生スピードによって決めます。
通常の速度で使いたい → 24fps,30fpsで撮影
スローで使いたい → 60fps,120fpsで撮影
4K120fps対応のカメラもありますが、ほとんどの場面は4K60fps対応あれば、十分です。
音声
コンテンツによっては音声も重要になります。
アクションカメラ本体マイクの音質
アクションカメラにおいて優先されるのは映像の記録です。
本体マイクの音質はバージョンごとに進化が見られますが、それでもマイクとして販売されているものよりクオリティは低いです。
最大の弱点は環境音を拾いやすいこと。屋外で撮影すると風の音が入ったり、車の音まで拾ってしまうんですね。
なのでカメラに向かって話をするようなケースでは外部マイクの利用が推奨されます。
アクションカメラと外付けマイク
外付けマイクの中にも2タイプあります。
- 有線マイク(プラグインマイク)
- ワイヤレスマイク
前者は基本的にカメラに固定して使いますが、カメラとの距離によってボリュームが変わってしまいます。
後者はカメラに受信機を取り付けて、マイクを上着などに取り付けて使います。
マイクとの距離が一定なので音声のボリュームは安定します。最近はワイヤレスマイクのユーザーが増えています。
DJIではワイヤレスマイクも開発しており、DJI社製のアクションカメラとの接続がスムーズです。
マイクを外付けできないアクションカメラ
外付けマイクに対応していないモデルもあります。
その場合はやや手順が増えますが、以下の方法で解決できます。
- 撮影時、ワイヤレスマイクをボイスレコーダーとして使う
- 編集ソフトで本体マイクで収録した音声とボイスレコーダーの音声を同期
- ボイスレコーダーの音を採用
耐久性
特殊な環境での撮影時は耐久性も考慮します。
防水性
雨・雪・水中での使用には防水性能をチェックしておく必要があります。
本体のみで10m防水というのが一つの基準です(それよりも強いものもある)。
本体+水中撮影用ケースがあれば50~60mまで対応できます。
仕様上、水中で使うにはアクセサリーを必要とするものもあります。
動作温度
極端な気象条件下では動作温度も考慮する必要があります。
高温リスク: 電子部品が熱で損傷、バッテリーパフォーマンス低下
低温リスク: 液晶画面のレスポンス低下、バッテリーパフォーマンス低下
素材・厚み(衝撃耐性)
カメラが落下するリスクのある激しいアクションなどで使用するなら衝撃耐性もチェックポイントです。
サイズ
カメラが大きいと携帯しづらく、疲れます。
撮影時、周囲に余計な緊張感を与えてしまうこともあります。
軽量モデルはどうなのか?
100g未満のモデルならストレスなく装着でき、アクション・アクティビティに集中できます。
目立たずに撮影できるなどの利点もあり、長時間使った後の疲労度が違います。
一方、軽量化最優先のため、画質や音質、ユーザビリティはやや下がる傾向があります。
他には、外部マイクが連携できなかったり、アクセサリー類の種類などに制約があります。
小さい機種
Insta360 Go3S・GoPro HERO
バッテリーライフ
アクションカメラのバッテリーは満タンからゼロになるまで大体1~3時間程度です(平均1.5時間くらい?)。
バッテリー使用量はカメラの機種や設定・撮影環境によっても変わります。
クイックチャージが便利
バッテリーがなくなっても短時間で80%充電できるようなモデルもあります。
クイックチャージ対応モデルがあると少しの休憩で撮影を再開できて便利です。
(充電スポットやモバイルバッテリーで充電)
スペアバッテリーも有効
バッテリー切れ対策として予備をいくつか準備しておくのも有効です。
アクションカメラの具体的な選び方
今回は以下のカメラの中から選ぶことにします。
- GoPro HERO13
- Osmo Action5 Pro
- Insta360 GO3S
- Insta360 Ace Pro2
ソロトラベラーの場合
ステップ1:使用目的(撮りたいもの)を決める
- 一人で海外旅行に行く
- 移動中の様子や街の雰囲気、食レポなどを残したい
ステップ2:撮影環境をイメージ
- 荷物は増やせない
- 充電環境が約束されていない可能性あり
- 音声も残したい
ステップ3:スペックをチェック(優先度も考慮)
センサーサイズ
暗所での撮影が考えられるのでセンサーサイズも重要です(雰囲気のあるレストランや夜景撮影など)。
1/1.3インチ以上が良さそうです。
解像度
建物や料理のディテールを美しく記録するために4Kモデルを選びます。
(最新機種であればここは気にしなくてもOKです。)
画角
街並みや巨大な歴史的建造物を撮影するので広角があると便利です。
(最新機種であればここは気にしなくてもOKです。)
フレームレート
通常のスピードで撮ることが多いはずなので、あまり重視しなくて良いです。48fps,50fps,60fpsあたりに対応していれば十分でしょう。
音声(優先)
食レポなどでカメラに向かって話すことがありそうです。
外付けマイク(ワイヤレスマイク)の使用も想定したほうが良いでしょう。
耐久性
一般的な旅行を想定するならどのアクションカメラでもクリアしています。
サイズ(最優先)
一人旅で移動も伴うとなると軽さはトップ優先事項です。
撮影に関するトラブル回避、スムーズな移動のためにも荷物のミニマム化は必須です。
ミニ三脚などのアクセサリーを追加することも忘れずに。
バッテリー(優先)
海外で充電環境が整わない状況が想定されます。
バッテリー効率の良さも重要です。
さらにスペアバッテリーやモバイルバッテリーでバッテリー切れに備えると良いでしょう。
ステップ4:使用目的にあったカメラ
Osmo Action5 Pro
ソロトラベル用のカメラで特に重要なポイント(軽い・長時間撮影対応・4K撮影対応)をクリアしています。
さらにDJI製品なので同社のワイヤレスマイクでしっかりと音声も残すことができます。
キャンパーの場合
ステップ1:使用目的(撮りたいもの)を決める
- オートキャンプ場に行く
- テント設営の様子、食事の準備、水遊び、ハイキング、キャンプファイヤーの様子などを残したい
ステップ2:撮影環境をイメージ
- 充電環境がない
- 防水性が必要
- 暗くなってからも使いたい
ステップ3:スペックをチェック(優先度も考慮)
センサーサイズ(優先)
暗所での撮影が考えられるのでセンサーサイズも重要です(キャンプファイヤーやテントの中など)。
1/1.3インチ以上が良さそうです。
解像度
自然や食事のディテールを美しく記録するために4Kモデルを選びます。
(最新機種であればここは気にしなくてもOKです。)
画角
川遊びやハイキングなどのアクティビティでは広角が活躍します。
(最新機種であればここは気にしなくてもOKです。)
フレームレート
釣りや川遊びはスローで撮ることが考えられます。
60fps以上に対応している機種がオススメです。
音声
トークシーンが少なくて環境音が中心になるなら本体マイクだけでもいいかもしれません。
水によるマイクの故障を避けることにもつながります。
耐久性(優先)
水遊びを想定して防水モデルを選びます。
サイズ
街での撮影ではないので撮影トラブルは少ないと思われます。
サイズ感はあまり気にしなくても大丈夫です。
置いて撮ることも多そうなのでアクセサリー類の準備は忘れないようにしましょう。(マウント類・ミニ三脚など)。
バッテリー(優先)
屋外で充電環境が整わない状況が想定されます。
スペアバッテリーやモバイルバッテリーでバッテリー切れに備えると良いでしょう。
ステップ4:使用目的にあったカメラ
Insta360 AcePro2
キャンプで使うカメラとして重要なポイント(防水・長時間撮影対応・暗所モード・風切り音低減・4K撮影対応・スロー撮影)をクリアしています。
AcePro2で搭載されたウィンドガードはアクションカメラの中でも特に強いノイズリダクション効果があります。
スノーボーダーの場合
ステップ1:使用目的(撮りたいもの)を決める
- スキー場に行く
- 滑っている様子やトリック・自分目線の映像を残したい
ステップ2:撮影環境をイメージ
- 落としたり、ぶつかったりしても壊れないタフさが必要
- スロー映像も残したい
- 寒いのでバッテリーの消費速度が激しそう・充電スポットはないかも
- 晴れていたら明るすぎて白飛びする可能性がある
ステップ3:スペックをチェック(優先度も考慮)
センサーサイズ(優先)
スキー場は明暗差が激しいので、大きめのセンサーサイズが有利です。
1/1.3インチ以上が良さそうです。
明るすぎる場合はNDフィルター(レンズにつけるサングラスのようなもの)の使用もオススメです。
解像度
白い雪のディテールを美しく記録するために4Kモデルを選びます。
(最新機種であればここは気にしなくてもOKです。)
画角
自分目線の撮影は広角を使うとダイナミックになります。
(最新機種であればここは気にしなくてもOKです。)
フレームレート(優先)
ジャンプなどはスローで撮るシーンを想定して60fpsや120fpsに対応したものが良いでしょう。
音声
トークシーンが少なくて環境音が中心になるなら本体マイクだけでもいいかもしれません。
耐久性(優先)
雪山での使用を想定すると10m防水と-10°Cの動作保証が最低ラインです。
サイズ
スノーボード中に使うなら、軽さは正義です。
自撮り棒やチェストマウントなどのアクセサリーを追加することも忘れずに。
バッテリー(優先)
屋外かつ寒い環境で充電環境が整わない状況が想定されます。
バッテリー効率の良さも重要です。
さらにスペアバッテリーやモバイルバッテリーでバッテリー切れに備えると良いでしょう。
ステップ4:使用目的にあったカメラ
Osmo Action5 Pro
スノーボード用のカメラで特に重要なポイント(耐久性・軽さ・スロー撮影・長時間撮影・4K撮影対応・画角)をクリアしています。