DJI Mic mini2が出てから数ヶ月。
あえてmini2をスルーしていた人も多いと思いますが、ここにきてmini2sが登場しました。
mini2sはmini2の「+アルファ」モデルです。
あるいはmini2 と DJI Mic3の中間ポジションと言えると思います。
この記事では何が足されたのか整理して、あなたが本当に必要なのはどっちなのかを判断できるようにします。
この記事の対象者
- DJI Mic mini2 または mini2s の購入を検討中
- mini2をスルーして待っていたが、mini2sで判断したい
- mini2とmini2sで何が違うのか知りたい
この記事でわかること
- mini2sで追加された機能(mini2との差分)
- あなたはどちらを選ぶべきかの判断基準
今回比較するワイヤレスマイク
DJI Mic mini2
Mic miniシリーズの第2世代。コンパクト・軽量・手頃な価格のエントリーワイヤレスマイク。
DJI Mic mini2の主な特長
・3種類の音声トーンプリセット(レギュラー・リッチ・ブライト)
・マルチカラーマグネット式フロントカバー
・着脱式マグネティッククリップ
・OsmoAudio™対応
DJI Mic mini2s
mini2をベースに内部録音・AIノイズキャンセリングなどを追加した後継モデル。
DJI Mic mini2sの主な特長(mini2からの追加点)
・内部録音対応(14.5GB内蔵ストレージ)
・32-bit float形式で収録(音割れ・音量ミスを後から修正可能)
・AIノイズキャンセリング(ベーシック・ストロングの2段階)
・最大4TX同時接続(mini2は2台まで)
DJI Mic mini2 vs DJI Mic mini2s 比較表
| DJI Mic mini2 | DJI Mic mini2s | |||
|---|---|---|---|---|
| 発売時期 | 2026年4月 | 2026年8月 | ||
| トランスミッター (TX) | サイズ | 長さ×幅×高さ | 28.58×28.04×13.52mm | 28.58×28.04×13.52mm |
| 重さ | 11g | 12g | ||
| バッテリー容量 | 114mAh | 124mAh | ||
| 連続使用時間(単体) | 11.5時間 | 11時間 | ||
| 内部録音 | 対応 | 非対応 | 対応(32-bit float / 14.5GB) | |
| 録音時間 | — | 最大28時間(24-bit) 最大22時間(32-bit float) |
||
| AIノイズキャンセリング | 非対応 | 対応(ベーシック・ストロング) | ||
| 最大TX同時接続数 | 2台 | 4台 | ||
| 音声トーンプリセット | 3種類 | 3種類 | ||
| カラーカバー交換 | マグネット式 | マグネット式 | ||
| レシーバー (RX) | モデル | DMMR01 | DMMR03 | |
| サイズ | 長さ×幅×高さ | 46.50×29.61×19.32mm | 46.50×29.61×19.32mm | |
| 重さ | 17.8g | 19g | ||
| バッテリー容量 | 170mAh | 185mAh | ||
| 連続使用時間(単体) | 10.5時間 | 10時間 | ||
| 伝送距離 | 400m | 400m | ||
| 充電ケース | 充電ケース込み総駆動時間 | 48時間 | 40時間 | |
| 定価 | コンボ(2TX+1RX+ケース) | 14,520円 | 27,720円 | |
| 1TX+1RXセット | — | 14,300円前後 | ||
トランスミッター(マイク部分)
内部録音(最大の違い)
mini2sで最も大きく変わったのが内部録音への対応です。
内部録音とは
レシーバーやカメラと接続していない状態でも、マイク本体に音声データを直接保存しておける機能。
「カメラとの接続が切れていた」「バックアップがなかった」という事態を防ぐ保険として機能します。
32-bit float録音
mini2sの内部録音は32-bit float形式に対応しています。
一般的に録音で割れた音は戻せませんが、32-bit floatなら収録後に修正できるんです。
アクシデントで音が割れるほど大きくなった
声が小さすぎた
編集時点で調整できます。
音量管理に神経を使わずに撮れるのが実用上の大きなメリットです。
AIノイズキャンセリング
mini2sにはAIノイズキャンセリングが搭載されています(mini2には未搭載)。
ベーシックとストロングの2段階から選べ、室内・屋外など環境に応じてノイズ低減の強さを切り替えられます。
最大TX接続数
mini2は最大2台のTX(送信機)を同時接続できましたが、mini2sでは最大4台まで拡張されました。
複数人インタビューなどで役立ちます。個人Vlogであれば差はほぼ関係ありません。
レシーバー(RX)
モデルがDMMR01からDMMR03に変わっています。サイズはほぼ同じですが、重量・バッテリー容量・連続使用時間にわずかな差があります。伝送距離は両モデルとも400mで変わりません。
充電ケース
充電ケース込みの総駆動時間はmini2の48時間に対し、mini2sは40時間とやや短くなっています。
価格の差
mini2とmini2sでは、同じ構成で比較すると価格差が大きいです。
DJI Mic mini2(2TX+1RX+充電ケース):14,520円
DJI Mic mini2s(2TX+1RX+充電ケース):27,720円
同じ構成での比較だとmini2sはほぼ2倍の価格になります。
ただし、mini2sには1TX+1RXのセットもあり、こちらは14,300円前後とmini2の2TXコンボに近い価格帯です。
1台のマイクで十分な方はmini2sの1TXセットも選択肢になります。
よくある質問
DJI Mic 2を使っていますが、mini2sへの乗り換えはどうですか?
Mic 2の標準レシーバーにはイヤホンで収録音声をその場で確認できる機能がありますが、mini2sの標準構成にはありません。この機能を使っているかどうかで判断が変わります。
収録中にイヤホンで音声を確認している ⇒ Mic 2を使い続ける(mini2sは機能的に後退)
その機能は使っていない・コンパクトさを優先したい ⇒ DJI Mic mini2sへの乗り換えはあり
充電ケースなしで使えますか?
はい。TX・RXはともにUSB-Cで直接充電できるため、充電ケースなしでも問題なく運用できます。
充電ケースは「まとめて収納・充電」の利便性を提供するアクセサリーです。1TX+1RXセット(ケースなし)が設定されているのもそのためです。
mini2とmini2sのレシーバーに互換性はありますか?
mini2sのTX(DMMT03)はmini2のRX(DMMR01)と互換性があります。ただし一部機能が制限される場合があります。最新の互換情報はDJI公式サイトでご確認ください。
DJI Mic mini2でいいパターン
mini2sの機能がそもそも不要な用途
内部録音・32-bit float録音・AIノイズキャンセリング・4TX接続、この4つが自分の使い方に関係なければ、mini2で撮れる音質・使い勝手は十分です。
SNSや日常Vlogであれば、ほとんどのケースでmini2の性能で足ります。
「機能が足りないから困る」という場面が想像できないなら、mini2が適しています。
DJI Mic mini2sが向いているパターン
内部録音(バックアップ録音)が必要
撮影中にレシーバーとの接続が切れるリスクを下げたい場合、内部録音は保険として機能します。
大事な撮影や、接続が不安定になりやすい環境での撮影に特に有効です。
ノイズの多い環境で録音したい
AIノイズキャンセリングで、風音や室内ノイズを低減できます。
屋外での撮影が多い方、音質の安定を重視する方に向いています。
複数人を同時に収録したい
インタビューや座談会など複数マイクが必要なシーンでは4TX接続が活きてきます。
これからワイヤレスマイクを初めて買う
初めての購入であれば、mini2sの1TXセット(14,300円前後)も視野に入ります。
mini2と同程度の価格で内部録音・AIノイズキャンセリングが使えるため、長い目で見るとコスパが高い選択です。
最後に
mini2sはmini2の+アルファとして、内部録音・32-bit float・AIノイズキャンセリング・4TX接続を追加したモデルです。
この4点が必要かどうかが判断の分かれ目です。
4点すべて不要 ⇒ DJI Mic mini2
1つでも欲しい・これから初めて買う ⇒ DJI Mic mini2s