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カメラギア

DJI Mic2 vs DJI Mic mini どっちを選ぶ?

YouTubeなどでよく見かけるDJI Micですが、miniバージョンが登場しました。
単なるサイズダウンというよりは別コンセプトで設計されたシリーズのようです。

それぞれのマイクがどんな人に合うのか、まとめていきます。

この記事の対象者

  • ワイヤレスマイクの購入を検討中だ
  • DJI Mic2 と DJI Mic mini で迷っている
  • 自分にどっちが合うか知りたい

この記事でわかること

  • それぞれの強み
  • Mic2が合う人とMic miniが合う人

 

今回比較するワイヤレスマイク

DJI Mic2

DJI社のワイヤレスマイク2台目。
タッチパネルや32bitフロート収録などプロの映像制作で通用するような設計になっています。

DJI Mic2の主な特長(優れている点)


・音質(32bitフロート)
・タッチスクリーン

 

DJI Mic mini

DJI Mic miniシリーズとしては1台目。使いやすさや手軽さ重視で開発されてます。

DJI MIC miniの主な特長(優れている点)


・軽さ
・連続使用時間の長さ
・伝送距離の長さ
・価格

 

DJI MIC2 vs DJI MIC mini 比較表

DJI MIC 2DJI MIC mini
発売時期2024年1月2024年11月
マイクサイズ長さ

高さ
46.06mm
30.96mm
21.83mm
26.55mm
26.06mm
15.96mm
重さ28g10g
バッテリー容量360 mAh114 mAh
連続使用時間6時間11.5時間
内蔵ストレージ8GB
32bitフロート対応
ラベリアマイク接続対応非対応
ノイズキャンセリング
1段階

2段階
ノイズキャンセリング
アクティブノイズキャンセリング
クリッピング防止
セーフティトラック
振動フィードバック
モノラル
ステレオ
レシーバーサイズ長さ

高さ
54.20mm
28.36mm
22.49mm
46.50mm
29.61mm
19.32mm
重さ24.9g17.8 g
バッテリー容量360 mAh170 mAh
連続使用時間6時間10.5時間
伝送距離250m400m
インターフェースタッチパネル
ダイヤル
ボタン
充電ケースバッテリー容量3250mAh1950mAh
サイズ長さ

高さ
116mm
41.5mm
59.72mm
96.10mm
41.00mm
59.35mm
重さ200g139g
急速充電
充電時間データなし5分間
稼働時間データなしマイク:1時間
レシーバー:1時間
定価コンボ52,800円24,200円
TX 2
RX 1
充電ケース 1
TX 2
RX 1
充電ケース 1

以上が簡単なスペックです。

比較表だけではわかりにくいポイントをまとめてみます。

 

サイズ

まずマイクのサイズ感が2倍以上ということで装着感などが違います。
さらにケースのサイズも違うのでポータビリティも違います。

連続使用時間

充電満タン状態からの比較だとDJI Mic2よりもMic miniのほうが長時間使うことができます。

マイク本体内部収録

DJI Mic2はマイクにも音声データを残すことができます(万が一、デバイスにトラブル発生しても音声は残ります)。
DJI Mic Miniはマイク本体内部収録に対応していません。

ノイズキャンセリング

DJI Mic2のノイズキャンセリングは1種類のみです。
DJI Mic Miniは、環境に応じて2段階のノイズキャンセリングを使うことができます。

レシーバーのインターフェース

DJI Mic2ではタッチパネル式になっている分、操作性は優れています。
DJI Mic miniではコストカットなどの影響もあり、ダイヤル式が導入されています。

 

DJI Mic2の特徴

DJI Mic2はシリーズ2台目ということもあり、ユーザビリティは高く開発されてますね。

 

①タッチスクリーン式のレシーバー

タッチスクリーンなので直感的に使えます。

②32ビットフロート収録に対応

音のダイナミックレンジがDJI Mic miniよりも広いということです。

③マイク本体への収録

マイク本体へ収録できるため、単体での活用もできます。

④電源オンオフ時に振動

設定変更時等にバイブによる反応があります。

 

DJI Mic2の弱点

①マイク単体での連続使用時間が短い

DJI Mic miniと比較するとバッテリー駆動時間が短いです。

②着けてることが気になりやすい

DJI Mic miniと比較すれば、大きさやデザイン的にどうしても目につきやすくなります。
あるいはマイクの重さで服のシルエットが崩れるなどもあるかもしれません。

 

DJI Mic miniの特徴

DJI MIC miniの強み

①連続使用時間が長い

1回の充電で使える時間はDJI MIC2よりも長いです。

②圧倒的なコンパクトさ

本人がつけていることを忘れるくらい軽く、他人から気付かれないくらい目立たないです。

③充電ケースにまとめられる

マイクにウィンドスクリーンをつけたまま、充電ケースに収納できます。
DJI Mic2はケーブルやウィンドスクリーンは別々の収納となります。
利便性が高いのはMic miniです。

 

DJI MIC miniの弱点

ダイヤル式のインターフェイス

レシーバーにタッチパネルがついていないため、設定変更のユーザービリティは良くないです。

マイクへの内部収録は不可

バックアップという観点ではリスクがあります。

 

よくある疑問

ステレオ収録に対応してますか?

対応してます。

ステレオ:それぞれのマイク音源を別々に分ける
モノラル:それぞれのマイク音源を合体して使う

マイク2台でステレオで録音すれば、Aさんの声はヘッドホンの左から、Bさんは右からみたいなことができます。

 

マイク自体にバックアップできますか?

DJI Mic2ではできます。

DJI Mic2

マイク自体にも録音機能が付いているのでバックアップになります(マイクだけをボイスレコーダーの代わりに使うことも可能)。

DJI Mic mini

マイク自体に録音機能がついておらずバックアップにはなりません。

 

マイク自体にバックアップできると何がいいんですか?

レシーバーから離れた位置で撮影すると障害物などの影響で接続が切れることがあります。
接続が切れた時、バックアップがないと音がないという事態が発生するリスクがあるんですね。

何を言ってるのかわからないって人もいると思うのでワイヤレスマイクの仕組みをイメージにしてみますね。

マイク---無線---(レシーバー)---ケーブル---デバイス

  • マイクとレシーバーを無線接続
  • レシーバーとデバイスをケーブル接続
  • マイクで拾った音がレシーバー経由でデバイスに記録される

マイク本体にバックアップが残ってれば、この状況で無線接続が切れても取り返しがつくということです。

 

レシーバーを買わずに使うことはできますか?

一部機種はレシーバーなしで使えます。

以下のようにレシーバーを使わずマイクとデバイスをブルトゥース接続することもできるという意味です。

マイク---(ブルートゥース接続)----デバイス

  • マイクとデバイスを直接接続
  • マイクで拾った音がデバイスに記録される

 

どのデバイスがブルートゥース接続に対応していますか?

「DJIのカメラ」や「スマホ」はブルートゥース接続できます。

対応状況

  • DJI Mic2:Osmo Pocket 3, Osmo Action 4, Osmo Action 5 Pro
  • DJI Mic mini:Osmo Pocket 3, Osmo Action 4, Osmo Action 5 Pro

Osmo Pocket3以降のDJI製カメラに直接接続できるのでDJIユーザーなら特に便利です。

ただし、スマホで使用すると音質は著しく落ちます。
なのでブルートゥース接続による音声収録は現状、限定的です。

 

セーフティトラックは対応してますか?

対応しています。

セーフティトラックは2つのマイクで違うdBで録音するモードです。

ボリュームを別々にしておくことで、極端に大きな音が発生したなど想定外のトラブルに対応できます。要するにバックアップです。

 

DJI MIC2が向いているパターン

音質を重視する

DJI Mic2は32bitフロート収録ができるなど音質的にリードしています。

マイク単体での使用を考えている

ボイスレコーダーとしての利用を予定しているならDJI Mic2になります。

バックアップが必要

プロの現場で使うならバックアップ収録も欠かせません。
この場合もDJI Mic2が必要です。

 

DJI Mic miniが向いているパターン

連続使用時間を重視する

Mic miniは連続10時間稼働でき、充電ケースとの併用で48時間稼働も可能です。
一般的な使い方ならほぼ1日中使うことができるでしょう。
長時間、屋外で過ごす時には充電頻度が低いほうが便利です。

万が一、充電を忘れてもまだバッテリーが残っていて使えるくらいの余力があります。

マイクを目立たせたくない

DJI MIC miniのほうがサイズ感が小さくてMic2よりも目立ちません。

シンプルな運用を考えている

プライベートで使うならMic miniはシンプルで使いやすかったりします。
音割れ防止の自動制限機能、軽さや価格面はMic miniがリードしてますし、毎回同じ設定で使うならダイヤル式のインターフェースでも十分です。

DJI Mic2はマイク本体へのバックアップ収録や32bitフロート収録などプロ仕様です。
クライアントワークなどミスが許されない場面で使うなら便利ですが、それらの機能はある意味で贅沢だったりします。

 

最後に

DJIのカメラを持っているけどまだワイヤレスマイクを持っていないという人にとっては2つの選択肢ができたことになります。
考えるのちょうどいいタイミングかもしれないですね。

まとめると以下のようになります。

DJI Mic2:プロが求めるニーズに対応(プロ音質)
DJI Mic mini:ノンプロの個人使用に最適化(気軽さ、シンプルさ)

 

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KyL

一人行動派
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