ジンバル撮影 vs 手持ち撮影 スマホジンバルは必要か

スマホ用のジンバルにわざわざ投資すべきか？

最新のスマホは手ブレ補正の性能も上がっているため、あえて追加するほどの価値はあるのかと感じている人は多いかもしれません。

このページではスマホジンバルを使うメリットとデメリット、オススメしないパターンについてもあえて書きます。

 

スマホジンバルについて

スマホジンバルは手ブレを軽減し、なめらかな映像を撮影するためのガジェットです。だいたい1~2万円程度。

専用アプリと連携して使うほかスマホに最初からインストールされている標準カメラアプリだけでも使うことができます。

カメラ用ジンバルと比較してコンパクトな作りです。

最新モデル

 

参考動画

 

スマホジンバルのメリットとデメリット

メリット（手持ちより優れているポイント）

手ブレ軽減

撮影時に手ブレが起きやすい状況下でジンバルを使えば、動画の質を向上させることができます。

直線的な動きというのは例えば、上下の動き（クレーンショット）や前進（後退）しながらの撮影のことです。

手持ちでカメラ移動を伴うショットを撮るとやはりどうしても微妙なブレが生じます。なので、そういうのを機械的にまっすぐきれいに撮るならジンバルがマストになります。

あとは夜景や屋内でも暗所で撮影する場面でも活躍します。

 

画角が狭くならない

スマホの手ブレ補正をオンにすると画角が狭くなります。電子手ブレ補正はカメラ内部で処理する際に画像の一部を削っているからです。

手ブレ補正オフの状態でジンバルを使うと広い画角を保ったまま撮ることができます。

 

シネマティックな撮影

ジンバルを使うとアプリでクリエイティブな撮影モードが使えるようになり、その結果、手持ちでは難しい撮影が安全に簡単に苦労せずできます。

要するに複数の動きを混ざっているような時は手持ちよりもジンバルですね。

 

バッテリーセーブ

ジンバルを使えば、スマホの手ブレ補正モードを使わなくて済むのでその分、スマホのバッテリー消費を抑えられます。

 

デメリット

持ち運び

荷物が一つ増えて身軽さが減るのでその分マイナスになります。

 

セットアップの手間

なんだかんだ使うときに面倒に感じることは多いです。

 

追加費用

手持ちと比較するとコストが発生します。

 

操作方法の習得に時間がかかる

ジンバルを使って最大限の効果を発揮するためには繰り返しトレーニングして操作方法を習得することが不可欠です。
瞬間的に操作できないと撮り逃がしてしまったりします。

 

スマホジンバルの選び方

重さ

ジンバルは長時間使うと腕の負担になりやすいです。
スマホの重さを合わせてもペットボトル容量くらい（500~600g程度）に収まるように選ぶのがオススメです。

バッテリーライフ

一度充電してから何時間使えるかということです。
通常はそんなに長時間使うことは少ないので、6~10時間くらいが基準です。

持ちやすさ

サイズ感が小さいと逆に持ちにくいなんてこともあります。
持った時に自分の手に合っているかどうかもポイントの一つです。

対応スマホ

自分の使っているスマホが対応しているかどうかもチェックポイントです。

基本的にiPhoneやandroidのほとんどの機種に互換性がありますが、かなりマイナーなモデルや古い機種を使っているとなると対応していないこともあります。

メーカー

マイナーなメーカーよりはジンバルに定評のある代表的なメーカーの商品を選ぶのがオススメです。

値段

1~2万円くらいが一般的です。

 

スマホジンバルをオススメしないパターン

身軽さ重視

ポケットに入れるにはちょっと大きいくらいのビミョーなサイズ感なので、小さなカバンくらいはどうしても必要になります。

 

水辺に持っていく

防水性能はついていないので注意が必要です。

 

すぐに使いたい

ジンバルを使う前にカメラワークに対応したモードを把握する必要があります。
完全初心者の場合は、基本操作の習得に時間も少しかかります。

買ってすぐに使おうと思ったら、案外使えなくて後悔するかもしれません。

 

スマホジンバル以外の提案｜第三のジンバル

スマホジンバルを使うよりもコンパクトなポケットジンバルカメラのほうが向いている人もいると思います。
基本的にスマホジンバルと同じですが、重さとサイズ等は少し抑えられるので選択肢として検討する価値はあるかもしれません。

 

最後に一言

今回の話はだいたいスマホジンバル全般に当てはまります。

もちろんジンバルは便利なアイテムなんですが、必要性を考えてから購入したほうがいいですよという話でした。