Insta360 GO3とOSMO Action4はわりとタイプの違うカメラですが、同価格帯ということもあり、これからアクションカメラを買おうとしている人にとっては迷うところかもしれません。
今回は両カメラを比べてそれぞれのカメラのオススメパターンを紹介します。
今回比較するカメラ
Insta360 GO3
世界最小のアクションカメラ。
Insta360 GOシリーズの3作目ではケースが大幅に進化しました。
Insta360 GO3のレビュー|3ヶ月使ってみた結果(動画あり)
DJI OSMO Action4
タフさと画質を兼ね備えたアクションカメラ。
最近はGoProからの乗り換えユーザーが増えています。
Insta360 GO3 vs OSMO Action4 比較表
Insta360 GO3 | OSMO Action4 | ||
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発売時期 | 2023年6月 | 2023年8月 | |
デザイン面 | 重量 | 35.5g(本体) 96.3g(ケース) | 145g |
サイズ | 63.5 x 47.6 x 29.5mm(ケース) | 70.5 × 44.2 × 32.8 mm | |
バッテリーライフ | 本体のみ45分 ケース併用時MAX170分 (1080p@30fps) | MAX160分 (1080p@24fps) |
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ストレージ | 内蔵式 32GB 64GB 128GB ※マイクロSDカード不可 | マイクロSDカード式 Max512GB |
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スクリーン | 後:2.2インチ | 前:1.4インチ 後:2.25インチ |
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防水性能 | 5m防水 IPX8 | 18m防水 IPX8 |
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動作温度 | -20°C〜40°C | -20°C〜45°C | |
ボイスコントロール | |||
磁気マウントシステム | |||
映像品質 | センサーサイズ | 1/2.3 | 1/1.3インチ |
ISO | 100-3200 | 100-12800 | |
絞り | f2.2 | f2.8 | |
画角|35mm換算 | 11.24mm | 超広角|11mm 広角|12mm 標準|15mm |
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解像度@最大フレームレート | 2.7K@30fps 1440p@50fps 1080p@50fps | 4K@120fps | |
最大ビットレート | 80Mbps | 130Mbps | |
カラープロファイル | フラット 標準 鮮やか | ノーマル D-Log M |
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手ブレ補正 | オフ 標準 高 最大 | 無効 RockSteady 3.0 RockSteady 3.0+ HorizonBalancing HorizonSteady |
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マイク穴 | 2 外部マイク接続✗ | 3 | |
本体定価 | 32GB|57,500円 64GB|60,500円 128GB|64,800円 | 58,300円 |
マーカー部分は比較した時に他方より優れている箇所を意味しています。
サイズ感はGO3、タフさや画質はOSMO Action4にアドバンテージがあります。
Insta360 GO3の特徴
- 多機能なアクションポッド
- 取り外せるデザイン
- アクセサリー付き
- ストレージ容量が決まっている
- バッテリー交換ができない
- タフさがない
- アクションポッドの防水性
- 最大画質2.7k
- 外部マイク非対応
Insta360 GO3を選ぶメリット
アクションポッド
カメラ部分だけを取り出して使うときにはリモコンとしても機能します。
非常に完成度の高いデザインだと思います。
取り外せるデザイン
繰り返しになりますが、カメラ部分だけを取り外して使うことが可能です。
マグネット×小さいサイズ×軽さによって他のカメラだと大変な撮影が気軽にできます。
- ペンダント式のアクセサリーで胸にマウント
- 帽子に取り付けて手ぶら撮影
- セルフィースティックにつける
- 子どもやペットに取り付けてみる
など
カメラ部分だけにすると本当に小さくなるので周りに警戒感を与えることもありません。
アクセサリー付属
通常版に含まれているアクセサリーだけでも買った日から様々な撮り方を試せます。
Insta360 GO3を選ぶデメリット
ストレージ容量不足の可能性あり
GO3はSDカードスロットがない点でやや不便です。
もちろん容量が大きめのモデルを選べばいいんですが、それでも高画質ハイフレームレートの設定だとストレージの消費も激しく数時間が限界です。
バッテリー内蔵式
バッテリー内蔵タイプのデザインなので、スペアバッテリーを入れ替えて連続的に使うような運用ができません。
タフさがない
アクションポッドの素材感(プラスティック)からするとダメージへの耐性は低く、丁寧な取り扱いが必要です。
白なので色的に傷が目立ちやすいですし、落としてしまった時などは衝撃で割れてしまいそうな心配があります。
激しい使い方にはAction4のようにラバーコーティング仕様のほうが良いでしょう。
アクションポッドの防水性
防滴仕様となっており、雨や雪への耐性はありますが、完全防水ではありません。
水中に持っていくためには専用のケースが必要になります。
画質
GO3の画質はAction4と比較するとワンランク低いです。
(解像度やフレームレート・ISO・ビットレートで比較)
音質
音の収録に関してもAction4よりも不利です。
- GO3はマイク穴が2つ(Action4は3つ)
- GO3は外部マイク未対応(Action4は外部マイク対応)
OSMO Action4の特徴
- 長時間撮影がしやすい
- 高画質で撮れる
- ハイフレームレート撮影対応
- 丈夫なデザイン
- 外部マイク使える
- サイズ感
OSMO Action4を選ぶメリット
長時間撮影がしやすい
スペアバッテリーやSDカードを使える点でGO3と比較して長時間使うのに便利です。
高画質で撮れる
10bitカラー対応の他、写真も高解像度で撮れます。
理想的な撮影条件下では、Action4で撮影したほうがキレイに撮れるという意味です(暗所など条件によっては目に見える差がないこともあります)。
ハイフレームレート撮影
120fpsのスローモーションを撮れます。
丈夫なデザイン
Action4は本格的にエクストリームスポーツで使えるタフさを備えています。
ちょっとくらいラフに扱っても問題ありません。
外部マイク使える
Action4が外部マイク対応なので音をしっかりと残したい時にも活躍します。
編集のフローがシンプル
撮影データを直接編集ソフトに取り込むだけなのでGO3よりも編集がシンプルです。
GO3のFreeFrame動画モードで撮った動画は、手ブレや画角を調整するために一度アプリで編集し、エクスポートする必要があります。
OSMO Action4を選ぶデメリット
サイズ感
決して大きいわけではないですが、分離できない点はGO3と比較するとやや劣ります。
Insta360 GO3はこんな人にオススメ
- 小さいカメラを求めている
- 目立たずに使いたい
- スペックの高い編集機材がない
- ユニークな撮り方を試したい
- Insta360の別モデルを使っている
小さいカメラを求めている
サブカメラとして小さいカメラを探しているようなケースだとGO3は便利です。
高解像度で撮りたいものはメインのカメラを使いつつ、逆にGO3はサイズ感や防水性といった特長を生かすことができれば2つのカメラが補完しあって活躍できます。
目立たずに使いたい
GO3で撮ると威圧感がないのでまわりの目を気にすることなく使えます。
ユニークな撮り方を試したい
サイズ感とマグネティックシステムがよりユニークでクリエイティブな撮影を可能にします。
スペックの高い編集機材がない
高画質で撮るとどうしてもデータが重くなります。
その分、編集作業に必要なPCやスマホもそれなりに良いものが必要になってきます。
逆にGO3なら画質がそこそこな分、データも軽く、編集環境もそれほど問われません。
既存のInsta360ユーザー
メーカーを統一すると一般的には以下のようなメリットがあります。
- 映像の色味が同じ
- アプリが同じ
- 他のモデルの弱点を補完
など
Insta360セール(2025年1月15日まで)
セールの主な対象モデル
- Insta360 X4
- Insta360 GO3S
- Insta360 Ace Pro & Ace
- Insta360 GO3
- Insta360 X3
- Insta360 ONE RS ツイン
- Insta360 ONE RS 4K
- Insta360 Flow
OSMO Action4はこんな人にオススメ
- リスクの高い撮影をする
- 水中で使いたい
- バッテリー交換で長時間稼働させたい
- 高画質で撮りたい
- スローモーションを撮りたい
ハイリスクな場面で使用する
Action4のほうがデザイン的に丈夫なことからリスクを伴う撮影には向いています。
水中で使いたい
防水性能はAction4が高いですし、そのまま水中にもって行ける点で便利です。
※GO3もカメラ部分は水中で使えますし、潜水ケースもあるため、NGというわけではありませんが水中で使うことを考えると手間はかかります。
バッテリー交換で長時間稼働させたい
Action4は予備バッテリーとSDカードがあれば、ほぼ連続的に撮影できます。
GO3でも充電しながら撮影できますが、バッテリー寿命に影響するため、メーカー的には推奨していないようです。
高画質で撮りたい
Action4は4k動画を撮れます。
スローモーションを撮りたい
Action4は4K@120fpsにも対応しています。
迷ってるならレンタルしてみるのもオススメ
気に入ったら買うくらいの気持ちで一度触ってみてはいかがでしょうか?
↑ひらく
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最後に
今回は同価格帯で買えるアクションカメラとしてInsta360 GO3とDJI OSMO Action4を比べてみました。
使いやすいのでぶっちゃけどっちもオススメです。
あとは本当にやりたいこと次第なので、使うシーンをイメージして選んでみてください。