近い将来、アクションカメラ購入する予定があるなら「GoPro HERO13」と「OSMO Action5 Pro」は候補になるモデルかと思います。
このページでは両者の違いを比較してあなたが自分に合うカメラを選ぶための情報を提供します。
この記事の対象者
- アクションカメラの購入を検討しはじめた
- GoPro HERO13とOSMO Action5 Proで迷っている
- 自分のニーズに合うかを確認したい
- マイナス点も把握しておきたい
この記事でわかること
- 各カメラの強み・弱点
- あなたに向いているのはどちらか
今回比較するカメラ
GoPro HERO13 Black
元祖アクションカメラ「GoPro」の2024年モデル。
OSMO Action5 Pro
DJI社のOSMO Actionシリーズの2024年版。
GoPro HERO13 vs OSMO Action5 Pro 比較表
GoPro13 Black | Osmo Action5 Pro | |||
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発売時期 | 2024年9月 | 2024年8月 | ||
①デザイン面 | 重量 | 154g | 146g | |
本体サイズ | 71.8 × 50.8 × 33.6 mm | 70.5 × 44.2 × 32.8 mm | ||
ディスプレイ | サイズ | フロント:1.4インチ リア:2.27インチ | フロント:1.46インチ リア:2.5インチ |
|
LCD | OLED | |||
ストレージ | SDカード | 最大1TB | 最大1TB | |
内蔵 | 47GB | |||
バッテリー容量 | 1900mAh | 1950mAh | ||
バッテリーライフ (設定) | 90分 (5.3K@30fps) | 240分 (1080p@24fps) |
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急速充電 | 15分 ※DJI 30W USB-C充電器別売 |
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マグネット式マウント | ※別売 | |||
防水性能 | 10メートル防水 | 20メートル防水 | ||
動作温度 | -10°C〜35°C | -20°C〜45°C | ||
GPS情報記録 | ||||
②映像面 | センサーサイズ | 1/1.9インチ | 1/1.3インチ | |
レンズ | f2.5 | f2.8 | ||
ISO | 100-6400 | 100-51200 | ||
解像度@最大fps | 標準モード | 5.3K60fps 4K@120fps | 4K120fps | |
暗所モード | 4K30fps | |||
スローモーション | 5.3K60fps 4K120fps 720p400fps | 4K120fps | ||
ハイパーラプス | 5.3K 自動/2倍/5倍/10倍/15倍/30倍 | 4K 自動/2倍/5倍/10倍/15倍/30倍 |
||
タイムラプス | 5.3K | 4K | ||
被写体トラッキング | 2.7K60fps | |||
最大ビットレート | 120Mbps | 100Mbps | ||
画角 | HyperView SuperView 広角 リニア リニア+水平ロック/水平維持 | 超広角 広角 標準 |
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備考 | ※別売マクロレンズ使用時 広角 リニア | |||
FOV | 155° | 155° | ||
備考 | ※別売アクセサリー使用時 Ultra HyperView Ultra SuperView 広角 リニア 177° | |||
アスペクト比 | 16:9 4:3 8:7 | 16:9 4:3 |
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備考 | ※別売アナモフィックレンズ使用時 21:9 | |||
動画フォーマット | H.265 | H.265 | ||
カラー | 標準 | Vibrant Natural Flat | ノーマル8bit ノーマル10bit |
|
HDR | HDR | HLG10bit | ||
Log | GP-Log | D-Log M10bit | ||
10-bit対応 | ||||
手ブレ補正 | オフ HyperSooth6.0 オン HyperSooth6.0 ブースト 水平維持 水平ロック | 無効 RockSteady 3.0 RockSteady 3.0+ HorizonBalancing HorizonSteady |
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マイク数 | 3 | 3 | ||
定価 | 本体のみ | 68,800円 | 55,000円 |
マーカー部分は比較して優れている箇所です。
GoPro HERO13の特徴
- 5.3K撮影対応
- FOV最大177°
- よりフラットなLogプロファイル
- アスペクト比8:7対応
- 温度によるパフォーマンス低下
- 非タッチ式のフロントスクリーン
- 防水性能が低い
- センサーサイズ
- 価格
GoPro HERO13を選ぶメリット(Action5 Proよりも良い点)
5.3K撮影対応
GoPro HERO12は5.3Kに対応しています。
Action4は4Kまでです。
FOV最大177°
超広角レンズ(別売)を使うことによって、より広角でダイナミックに撮れるようになっています。
Ultra HyperViewは現在あるアクションカメラの中でも最大の画角です。
縦横気にせずに撮れる
アスペクト比8:7のモードで撮影しておけば、縦動画としても横動画としても使えます。
(一つのクリップを様々なSNSに使えるため、重宝しそうです)
カラーグレーディングしやすい
GP-LogはD-Log Mよりも低コントラストです。
これにより色編集で繊細な色調整が可能になり、仕上がりの自由度が高まります。
GoPro HERO13を選ぶデメリット(Action5 Proよりも悪い点)
温度によるパフォーマンス低下
主に気温が高い環境での話ですが、長時間撮影すると熱によって停止することがあります。
Action5 Proのほうが動作温度のレンジが広く、安定しています。
デュアルタッチスクリーンなし
GoProは背面のみタッチスクリーンです。
(Action5 proは前後のスクリーンがタッチ式です。)
超広角撮影時の歪み
HyperViewなどを選択すると画面端に向かうに連れて歪むことがあります。
割高
サブスクでの割引があるとは言え、機能と定価のバランスはあまり良くないように感じられます。
シンプルに言えば、他社よりも割高です。
防水性能が低い
防水性能がAction4よりも低いです。
※ケースに入れることで防水性能を高めることはできます。
スポーツ以外で使いにくい
GoProは基本的にはスポーツ使用寄りで設計されてあり、vlogでの使用に対する柔軟性が低いです。
Action5 Proはスポーツ以外でVlog等に使うことも想定されており、低照度での使用や音声収録なども強化しています。
OSMO Action5 Proの特徴
- 洗練された設計&アクセサリー類
- 高い防水性・耐熱性
- 暗所性能
- 最高解像度
- 画角・アスペクト比
Action5 Proを選ぶメリット(GoPro HERO13よりも良い点)
安定した動作
動作温度のレンジが広く、負担のかかる設定でも熱で停止するリスクも少なくなっています。
4K60fpsや4K120fpsでも安定しています。
デザインやアクセサリー類が洗練されている
本体デザインやアクセサリーはDJI製品のほうが優れており、Apple製品のように完成度が高いです。
設計力の観点ではDJI社がかなりリードしている気がします。

デュアルタッチスクリーン
フロントスクリーンもタッチ式になっており、自撮り時にも設定変更がしやすくなっています。
急速充電対応バッテリー
別売のバッテリーチャージャー(DJI 30W USB-C充電器)を使うことで15分でバッテリー80%まで充電されます。
80%で2時間ほど撮影可能。
防水性能と耐寒性能が高い
GoProよりも本体の防水・耐寒の性能が高いです。
暗所性能
センサーサイズがGoProよりも大きいため、暗所での性能はAction5 Proに分があります。
水中でのカラー
色温度キャリブレーションによって水中深くでのスキューバダイビングやフリーダイビングなど複雑な照度環境下でも、ホワイトバランスとAE(自動露出)をスマートに調整し、正確な色合いを再現します。
Action5 Pro(GoPro HERO13を選ぶデメリットよりも悪い点)
画質&画角
日中に使うなら画質や画角の広さはGoPro HERO13のほうが有利です。
動画のビットレートが高く、細かいカラーグレーディングもできます。
GoPro HERO13に向いているパターン
画角のバリエーションを充実させたい
13用に新しく登場したマクロレンズやアナモフィックレンズを使うとこれまでにない撮影が可能になります。
また、広角でダイナミックな撮影をするならAction5 ProよりもGoPro HERO13のほうが広い範囲をフレームに収められます。
さらに4Kで書き出すとしても、5.3Kで撮っておけば編集で多少クロップできる幅があり、有利です。
使用用途はアクション中心
GoProはアクションカメラということで屋外で日が出ている時間帯のスポーツ撮影を想定したデザインになっています。
逆にいうと、暗い時間帯や場所で使用するというニーズに応えるデザインではありません。
なので基本的にはスポーツやアクティビティでの使用が望ましいです。
OSMO Action5 Proに向いているパターン
使いやすいカメラを求めている
使いやすさ・デザイン面では総合的に見てOSMO Action5 Proがリードしています。
ストレージも内蔵されましたし、ディスプレイや防水性もGoProよりワンランク上です。
 
必要十分なスペックのアクションカメラを手頃な価格でほしい
4Kで超広角も撮れ、暗所性能も比較的よく、歪みのない自然な写りでキレイに撮れます。
最低限の撮影には十分なカメラです。
長時間・安定的に撮影をしたい
優れたバッテリー性能と本体の放熱性によって長時間撮影でも落ちることなく安定して撮影できます。
水中や雪山で使いたい
防水性能や耐寒性能はAction5 Proのほう高いです。
また、被写体トラッキングが搭載されたことでスキー・スノボでもフレームアウトせずに撮りやすくなりました。
迷ってるならレンタルしてみるのもオススメ
アクションカメラを使うには絶対に買わなければならないというわけではありません。
「画質は自分の目で確認して納得してから買いたい」「操作性を試したい」という人もレンタルを利用しています。
気に入ったら買うくらいの気持ちでまずは短期間でも手元において確認するところからはじめてみてはいかがでしょうか?
最新にこだわらず1世代前のモデルも要検討
GoProとDJIは1年ごとに新しいバージョンを発売してますが、年々、進化の幅は狭まってきており、場合によっては過去のモデルでも十分と言えます。
なので、アップデート内容がとくにそそられるところがないと感じたら、2024年モデル登場で値下げされた1世代前のモデルもけっこうオススメです。
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GoPro|12 vs 13 どこが変わった?変更点をまとめてみた
Osmo Action 4 vs 5 Pro|進化したポイントは?変更点を徹底解説!
最後に
さて今回はどっちが人気になるでしょうか?
よければアンケートに投票して教えてください。
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