a7IIIを売ってa7cに乗り換えました。
軽くなったa7IIIって感じでスペック的にはほぼ変わらないのに「わざわざ買う必要ある?」と言われそうなので僕が買った理由を紹介ます。
(カメラ初心者や女子でもギリギリわかるような話だけします)
a7IIIからa7cにすると変わること
まず簡単に変更点を整理します。
参考 α7C
141g軽くなる
サイズ感がコンパクトになった結果、141gほど軽くなるようです。
- a7III:約650g
- a7c:約509g
※バッテリーとメモリカードを含む重さです。
モニターがフリップするから自撮りもできる
a7IIIでは自撮りできない
a7cだと自撮りもできる
動画の最大記録可能時間が伸びる
- a7III:29分
- a7c:無制限
録画ボタンの位置が変わる
- a7III:ボディの背面
- a7c:ボディの上部
自撮りの時に録画ボタンを押しやすくなります。
ファインダー(EVF)はちょっと小型になる
- a7III:0.5型(倍率0.78倍)
- a7c:0.39型(倍率0.59倍)
ファインダーを覗いた時に、a7IIIのほうが被写体をより大きく確認することができるということです。
メモリーカードは1枚しか使えなくなる
- a7III:2枚まで
- a7c:1枚まで
メモリーカードの故障などに備えるならa7IIIのほうが安心感はあります。
だいたいこんな感じです。
コンパクトになったことで犠牲になった部分もあるので人によってはa7IIIのほうがいいと感じるかもしれませんね。
a7IIIからa7cに乗り換えた理由
フルサイズで動画を撮りたいから
理由はいくつかありますが、一番大きいのは写真よりももっと動画を撮りたくなったから。
僕は手に持って撮るスタイルなので少しでも小さくて軽くなってくれたほうがいいんです。
また、ファインダー(EVF)の部分が小型化に伴って変更によって倍率が下がり、見辛くなったと言われますが、動画はほぼ使わないから問題なし。
あと動画撮影的にうれしいのはオートフォーカス(AF)が進化したこと。
これで突然ピントが合わなくなることも減ります。
A7IIIだと「リアルタイム瞳AF」がついていなくて、動画撮影中に顔じゃないところにピントが行ってしまうこともありました。
写真ならピンぼけは使わなければいいだけですが、動画で途中でピントが合わなくなってまた合うみたいな感じだと質が下がって見えますよね。
連続撮影時間+バッテリーのもち時間が伸びたから
連続撮影時間
a7IIIは連続してずっとカメラを回しっぱなしにすることができませんでした。
ソニーのサイトを見ると最長でも1回で29分までです。(29分で一旦録画がストップします。)
一方、a7cは特にそういった縛りがないのでずっと回しておくこともできます。
撮影スタイルにもよりますが、29分だと足りないケースもあり得るのでa7cのほうがいいですね。
バッテリーのもち時間
a7cのほうがバッテリーが一応、長くもつようです。と言っても10分程度ですが。
でも地味にいいですね。
というのも、実は僕はa7IIIのバッテリー切れで一度悔しい思いをしています。
サッカーを見に行った時ですが、90分は普通に撮れたものの、その試合、延長+PKまでもつれ込み、最後は撮り逃しました。
バッテリー切れで最後までおさまらなかったからです。
バッテリーがあと10分でも長ければ収まったはずなので、多少でも伸びたとなれば評価できます。
少しでも軽いほうがうれしいから
あと画質的には普通にa7IIIで十分に満足していたんです。
でも、自撮りしづらかったりとか重さとかが気になっていてちょっと動画を撮るのに持ち歩くのをためらうことも多かったです。
(厳密に言えばa7IIIでも自撮りできますが、別の機材が必要になるため、結局重くなります。)
a7cになれば持ち歩く機会が増えて撮影スキルの向上も期待できそうです。
Zoomを使う時にa7cのほうが便利だから
最近、Zoomで打ち合わせをする機会が増えてますが、ソニーのカメラはWEBカメラとしても使えるようになっています。
普通のWEBカメラやPCの備えつきのカメラだとちょっと物足りなくて変えたい人向きの機能です。
a7IIIもa7cもどっちも使えますが、やっぱり便利なのはモニターが自分の方に向けられるa7cだと思いますね。
いまはa7sIIIほどのスペックまで求めていない
動画性能を追求するなら現段階ではa7sIIIのほうがスペック的によりふさわしい機種ですが、a7cより20万円ほど高くなります。
この点は自分の使い方的にはコスパが合いませんでした。
4Kでスロー撮影とか暗所性能がいいことの良さは魅力的ですが、それに対して+20万円の価値を見いだせなかった感じです。
加えて動画ファイルが重くなると編集も大変になります。
ハイスペックなPCへの買い替えやストレージ容量への追加も検討が必要になるので「タイミング的に今じゃないかな」ってことですね。
僕が動画をアップするのはどうせスマホで見られるようなSNSとかなので、もう少し先になったら買いたいです。
色はあえてブラックを選んだ理由
多分ですが、シルバーのほうが人気高そうです。
実際に僕がソニーストアに行った時もシルバーに触る人のほうが多かったからです。
たしかに店頭で両方並んでいたら、僕も先にシルバーを触ってみたくなる気がするんですよね。
でも、個人的にはブラックを選びました。
理由は3つあります。
映り込みを避けたい
シルバーだとシルバーの部分が、光の加減で反射して写ってしまったりする可能性がブラックよりもあるんですよね。それをできれば避けたかったからです。
例えば、電車で窓の外を撮ったり、高層ビルのレストランから夜景を撮る時とかです。
傷とか汚れを避けたい
将来的には売るかもしれないので、傷や汚れがついて査定が下がるのは嫌だったからです。
似たようなデザインの中古カメラを見るとなんとなく使い込んだ時の想像がつきます。
とは言え、ブラックがあまりにも不人気だったりするとシルバーのほうが査定額が高いみたいなことも可能性としてはあるかもしれないのでなんとも言えませんが。
ぶっちゃけ好みのシルバーじゃなかった
個人的には画像の通りだったら好きな感じですが、実物を見た感じで決めました。
ネットとかの画像で見るのと実物では印象が違います。
あとカメラで主張しなくてもいいですよね。
個人的にはいかにもカメラを撮ってる感を出したくないのでなるべく目立たなくていいかなって感じです。
黒いジャケットを来てたりすると馴染んで、カメラを撮ってる感が軽減される気がします。
a7cは選ばないほうがいい人もいる
バックアップをしっかりしたい
プロ仕様のカメラは1台にメモリーカードが2枚挿せます。
仕事で使うとなると撮り逃しは許されないこともあるからです(例えば、結婚式の撮影をまかされたカメラマンとか)。
a7cは1枚しか使えないです。
重要なシーンで使うリスクはあるカメラなので、バックアップが必要ならデュアルスロットのカメラを選ぶほうがいいです。
究極の動画性能を求めている
a7cはある意味で中途半端な機種なので動画に全振りする人の機種ってわけでもありません。
そこそこで満足できる人のカメラです。
動画にこだわるやはりa7sIIIを選んだり、他の動画用のカメラを選ぶといいと思います。
最後に
ということでこれからしばらくはa7cで行くという話でした。
α7C