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SONY製カメラ

ZV-1 vs ZV-1F Vlog用ならどっちを選ぶ?

ソニーはここ数年、Vlog撮影に特化したカメラをVLOGCAMとしてシリーズ化しています。

最近、ZV-1Fが新たにラインナップに加わりましたが、以前に発売されたモデルとどのあたりが違うのでしょうか?

今回はZV-1とZV-1Fを比べてみます。

 

今回比較するカメラ

ZV-1

 

2020年から登場したVLOGCAMシリーズで初めに出たモデルです。24-70mmのズームレンズでバランスタイプのポジションになっています。

 

ZV-1F

 

こちらはVLOGCAMシリーズとしては3作目のモデル。20mmの超広角単焦点レンズが特徴です。

 

Sony ZV-1 vs ZV-1F 比較表

ZV-1ZV-1F
発売時期2020年6月2022年10月
①デザイン面重量
(本体+バッテリー+メモリーカード)
294g256g
サイズ105.5 x 60.0 x 43.5 mm105.5 x 60.0 x 46.4 mm
バッテリーライフ
45〜75分
(1240mAh)
60~90分
(1240mAh)
ストレージ最大128GB最大128GB
防水性能なしなし
内蔵NDフィルターあり
3段階
なし
※外付対応は可能
自撮りモニターサイズ3インチ3インチ
シュータイプホットシューコールドシュー
②映像面センサー(インチ)1型1型
レンズズーム
F1.8(ワイド端時) -2.8(テレ端時)
単焦点
F2.0
解像度@最大フレームレート4K@30p
フルHD@120p
4K@30p
フルHD@120p
最大ビットレート100Mbps100Mbps
画角広角〜標準|24mm〜70mm超広角|20mm
光学ズーム2.7倍非対応
手ブレ補正光学+電子併用
手ブレ補正なし|24mm相当
手ブレ補正アクティブ|30mm相当
電子のみ
手ブレ補正なし|20mm相当
手ブレ補正アクティブ|25mm相当
カラーS-Log2
S-Log3
HLG
など
S-Log2
S-Log3
HLG
など
オートフォーカスファストハイブリットAF
(コントラストAF+位相差AF)
コントラストAF
ISO
(暗所性能)
125-12800
普通
125-6400
普通
オーディオステレオマイクステレオマイク
定価99,901円
(本体のみ)
82,500円
(本体のみ)

この表をもとに共通点や長所・短所、ケースバイケースでどちらのカメラが向いているかなどをまとめてみます。

 

①デザイン面

共通点

バッテリー

使われているバッテリーはまったく同じです。
 

モニター

タッチ式のフリップスクリーンも変わりません。
 

ZV-1のほうがいい点

内蔵NDフィルターがある

3段階のNDフィルターが内蔵されており、明るい環境での撮影時などには活躍します(屋外や日当たりが良すぎる部屋など)。

※ZV-1Fでもレンズフィルターを使えばNDフィルターを外付けできますが、手間はかかります。

 

ホットシュー

マルチインターフェースシューがついており、ストロボやワイヤレスマイクのようなアクセサリーが使いやすい設計です。

※ZV-1Fはコールドシューのため、電子的なアクセサリーが使えません。

 

ZV-1Fのほうがいい点

より軽量でコンパクト

40gとわずかな差ではありますが、少しでも軽いほうが持ち出しやすいのは間違いないでしょうね。

 

バッテリーライフが長い

バッテリーライフ(フル充電から0になるまで)が短いと予備バッテリーを持っていく手間がかかってしまったり、どうしても頻繁に充電が必要になるため、機動力は落ちます。その点はZV-1Fが有利です。

 

②映像面

共通点

センサー

Exmor RS CMOSセンサーが使われています。

 

LOG撮影

じつはZV-1Fだと写真のRAW撮影ができないんですが、動画に関してはソニーの他のカメラと同じピクチャープロファイルを選択できます。

ソニーのカメラユーザーがサブカメラとして使う分にはどちらのモデルを選んでもカラーグレーディングは楽になりますね(他のメーカーのカメラ同士を組み合わせると色の調整に手間がかかるという意味)。

 

解像度@最大フレームレート

どちらも4K@30pがMAXになります。

 

Vlog向け機能(商品レビュー用設定や人物撮影用モード・背景ボケなど)

現時点で発売されているVLOGCAMシリーズには商品レビュー用などのVlog向け機能が等しく搭載されています。

一般的なカメラの一般的な設定で撮ると瞳AFが優先的に反応してしまうため、顔を覆ったりして商品にフォーカスを持ってきてから説明する人もいますが、商品レビュー用設定をオンにすることによって商品に顔を覆う必要がなくなります。

人物撮影向けの機能としては「美肌機能」や「顔の露出優先」などがあり、手軽にきれいに撮れます。あとはくわしいことがわからなくてもボタンひとつで簡単に背景をぼかすことができます。

 

ZV-1のほうがいい点

F1.8

ZV-1はZV-1Fよりも明るいレンズが使われています。これによって暗所性能が高いのとZV-1Fよりも背景ボケが期待できます。

 

ISO12800

現実問題、ISOは12800まで高めて使うことはほぼないですが、スペックとしては上です。

 

RAW撮影

ZV-1Fの場合、写真はJPEG撮影しかできないため、編集の幅が限定的になります。写真の編集を考えるとやはりRAW撮影にも対応しているのは便利です。

 

光学ズーム対応

ZV-1Fはデジタルズームのみです。

 

手ブレ補正力が高い

光学+電子手ブレ補正が併用されているため、ZV-1Fよりも強力に補正できます

 

AF性能が高い

ZV-1のオートフォーカスはファストハイブリットAF(コントラストAF+位相差AF併用)なので、コントラストAFのみのZV-1Fよりも性能が高いです。

 

ZV-1Fのほうがいい点

軽さ

Vlogで気軽に持ち運ぶには少しでも軽いほうが有利だと思います。
 

超広角撮影

超広角だと複数人でも画面に収まりますし、一人で自撮りしても背景の面積が広くなります。縦動画で使いやすいのもいいですね。
 

迅速なスマホ転送

ZV-1Fで追加されたショットマークによって撮影した動画をカメラ本体で簡易的に切り出してスムーズにスマホ転送できます。

使い方もシンプル。切り出したい部分にマークするだけで15秒、30秒、60秒のクリップになります。その場ですぐにSNS投稿したいときなどに役立つ機能です。

 

ZV-1に向いているパターン

写真も撮影する

ZV-1ならRAW撮影にも対応しているので写真を撮りたい人にとっては便利です。

※ZV-1Fは写真フォーマットがJPEGのみと簡易的になっており、写真を撮りたい人にとってはがっかりするポイントかもしれません。「ZV-1Fを使うなら写真はスマホで撮ってね」というメッセージでしょうか?

 

ズームを多用する

ZV-1なら光学ズームで画質を劣化させることなく拡大できます。

※ZV-1Fもズームはできますが、デジタルズームのため、画質が荒くなります。

 

暗所でも撮りたい

F1.8やISO12800というスペックから、ZV-1Fよりも暗所に強いと言えます。

 

ZV-1Fに向いているパターン

できるだけ長い時間撮影したい

共通のバッテリーが使われていますが、比較するとZV-1Fのほうが15分ほどバッテリーライフが長いです。

どちらもそんなに長い時間撮影できるようなカメラじゃないので、15分差は案外大きいかもしれません。

ZV-1を使う時は予備バッテリーが必要かも...。

 

編集とかいいから撮ってすぐアップしたい

ショットマークが使えるZV-1Fなら撮影からシェアまでが早いです。

 

超広角で撮ることが多い

屋外で自撮りしながら歩くタイプのVloggerには超広角が好まれる傾向があります。

ZV-1で最も広角なのは24mmですが、手ブレ補正をオンにすると30mm相当の画角になってしまうため、どうしても顔が強調されて背景が映る面積が狭くなりがちです。

そのため、超広角が好みのVloggerにとってはZV-1Fのように20mmで手ブレ補正オン(実質25mm)というほうが使いやすそうです。

 

迷ってるならレンタルしてみるのもオススメ

ZV-1Fを安くレンタルする方法

↑ひらく

 

どっちのカメラでもできること

両カメラには共通点も多いです。

 

背景ボケ

難しいことがわからなくても、「背景ぼけ切換ボタン」ひとつで背景をぼかすモードがあります。

 

人物撮影

両カメラには人物撮影用モードがあります。

「顔の露出優先」「美肌効果」など

肌をなめらかに写したり、明るさが頻繁に変わる環境で撮影しても顔が暗くなったりせずに撮影できます。

 

商品撮影

どちらもガジェットや料理などの撮影に最適なモードがついています。

「商品レビュー用設定」という機能がありますが、人物と被写体を交互に映すレビュー動画などで使いやすいです。

例えば、話している時は人物の顔にピントを、商品にピントを合わせたい時はその商品にピントをあわせるということが簡単にできるようになります。他のカメラだといったん人物にオートフォーカスが反応するとそこから別の被写体にピントを移動するのが難しかったりします。

そういうシーンでは活躍します。

 

超広角撮影

案外、見落とされていますが、ZV-1でも超広角で撮影する方法はあります。

サードパーティ製ですが、超広角(18mm)用アタッチメントがあります。なので超広角で撮りたいからZV-1Fを選ぶのは絶対的正解とは言えなかったりします。

 

あとはZV-1の画角が狭いと感じたら長めのセルフィースティックを使うのも手です。ただし、その際の弱点としては少し重くなること、手間が増えることです。

 

最後に

ZV-1のほうが定価が高い分、若干スペックと汎用性が高いですね。

僕が今買うなら多分ZV-1を選ぶ気がします。

ちなみに発売から2年ということで価格も落ちていて両カメラともほぼ同じ値段で売られています。

なので、新しいからZV-1Fを選ぶよりも自分のスタイルに合わせてZV-1も検討してみたほうがハッピーになれるかもしれません。

 

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KyL

一人行動派
タイで生活中
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IT系

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