GoPro HERO11 Blackが出ました。
前作からのアップデート内容を比較して購入の必要性を考察します。
この記事の対象者
- GoProの購入を検討しはじめた
- 10と11でどちらを選ぶか迷っている
- 買い替えようか迷っている
この記事でわかること
- アップデート内容
- 買い替えの必要度
▼ 新しく出たHERO12との比較はこちら GoPro HERO12 Blackが出ました。 前作からのアップデート内容を比較して購入の必要性を考察します。 この記事の対象者 GoProの購入を検討しはじめた 11と12でどちらを選ぶか迷ってい ...
GoPro|11 vs 12 買い替えるべきか?
今回比較するカメラ
GoPro HERO10 Black
GoProの2021年モデル。
GoPro HERO11 Black
GoProの2022年モデル。
GoPro HERO10 vs GoPro HERO11 比較表
GoPro10 Black | GoPro11 Black | ||
---|---|---|---|
発売時期 | 2021年9月 | 2022年9月 | |
①デザイン面 | 重量 | 153g | 153g |
サイズ | 71.8 × 50.8 × 33.6 mm | 71.8 × 50.8 × 33.6 mm | |
バッテリー | 1720mAh (リチウムイオンバッテリー) | 1720mAh (Enduroリチャージャブルバッテリー) |
|
ストレージ | SDカード最大512GB | SDカード最大512GB | |
プロセサー | GP2 | GP2 | |
プリセット (カスタム登録) | |||
防水性能 | 10メートル防水 | 10メートル防水 | |
②映像面 | センサー | 1/2.3 | 1/1.9 |
解像度@最大fps | 5.3K@60fps 4K@120fps | 5.3K@60fps 4K@120fps |
|
最大ビットレート | 100Mbps | 120Mbps | |
画角 | SuperView|16mm 広角|16~34mm リニア |19~39mm リニア+水平維持|19~34mm 狭角|27mm | HyperView|12mm SuperView|16mm 広角|16~34mm リニア |19~39mm リニア+水平ロックor水平維持|19~34mm |
|
カラー | フラット ナチュラル 鮮明 8bitカラー | フラット ナチュラル 鮮明 10bitカラー |
|
手ブレ補正 | HyperSooth4.0 水平維持 | HyperSooth5.0 水平ロック |
|
定価 | 本体のみ | 54,800円 | 62,800円 |
サブスク | 51,000円 | 58,000円 |
以上がスペック表です。
この表をもとに動画撮影の観点で変更点をまとめつつ、最後に買い替え推奨パターンをまとめることにします。
GoPro10⇒GoPro11 変更点はどこ?
センサーサイズが大きくなった
5.3Kで選べるアスペクト比の種類が増えた
GoPro HERO10は5.3Kだとアスペクト比は16:9しか選べませんでしたが、11からは4:3と8:7も選べます。
8:7で撮影することで縦横気にせずに撮れるのでSNSに使いやすくなっています。
GoPro10 Black | GoPro11 Black | |||
---|---|---|---|---|
5.3K | 16:9 | HyperView | ||
SuperView | ||||
広角 | ||||
リニア | ||||
リニア + 水平維持 | ||||
リニア + 水平ロック | ||||
狭角 | ||||
4:3 | 広角 | |||
リニア | ||||
リニア + 水平ロック | ||||
8:7 | 広角 |
HyperViewが追加され、狭角がメニューから消えた
選べる画角が変わりました。
ただし、正直、どちらも使用頻度が高い画角ではないのでそこまでの影響はない気がします。
水平ロックに対応
カメラを360度回転させても元の水平レベルをキープできます。
(Hero10はカメラが回転しても45度までなら水平維持できましたが、Hero11からはたとえカメラがひっくり返ったとしても水平を保つことができます。)
画質がより精細になった
最大ビットレートが100Mbpsから120Mbpsにアップ。ダイナミックレンジも広がっています。
また、60fpsまでなら10bitモードで撮れるようになりました。この変更により、各ピクセルがより多くの情報を持つため、これまでよりもカラーグレーディングが楽しめます。
- 10bitカラー:1000億色
- 8bitカラー:1600万色
Enduroバッテリー標準装備
Hero11からは付属されるバッテリーはこれまでのバッテリーよりもスペックの高いモデルに変更されました。
広い温度範囲に対応できる
特に寒いところでのバッテリーパフォーマンスが高くなります。
高速充電
高速充電に対応し、充電時間が短くなります。
長時間駆動
従来のバッテリーよりも撮影可能時間が伸びます。
GoPro10⇒GoPro11 変わらなかった点はどこ?
外観のデザイン
サイズや重さ等に変化がありません。GoProはこれまでに何回かサイズ変更があり、その度に使えなくなるアクセサリー等(バッテリーやケージ)がでてたので、変わらなかったのはむしろ歓迎できるかもしれません。
暗所性能
一般的にセンサーサイズが大きいほうが画質と暗所性能の点で有利ですが、両者に明確な違いと言えるほどの差はありません。
マイク性能
カメラ本体の内蔵マイクにも変更はありません。
デュアルタッチスクリーンなし
フロントスクリーンも指で操作できればいいのかなと思いますが、相変わらずタッチには対応していません。DJI社はGoProよりも数万円安いにも関わらず対応しているので、ちょっと印象が悪いです。
GoPro HERO10 Blackで十分なパターン
画質に満足できている
10bitカラーになったのはいいですが、現状の8bitカラーで満足できているなら無理に買い換えなくても良いでしょう。
ぶっちゃけSNSとかにアップするのがメインのライトユーザーにとってはオーバースペックだったりもします。というのもSNSにアップロードする時に圧縮されたりして、100%再現されるわけじゃないからです。
多分、よほど繊細な感覚を持っているとか、映像業界の人とか知識や経験があって詳しいとかじゃないと違いは気付かないレベルかと思いますけどね。
標準的なアクションカメラでも十分と考える一般人やコスパ重視の人なら買い換えるほどのインパクトはないんじゃないでしょうか?
もし、物欲があるなら性能が良くなったバッテリーだけ買ってみるのも手です。撮影時間が伸び、耐寒性能がアップしました。
GoPro HERO11 Blackを買うべきパターン
数世代前のモデルを使っていてそろそろ変えたい
HERO9よりも前のモデルからだとセンサーサイズやプロセッサーがアップグレードされているので性能アップを体感できるはずです。買い換える意味はそれなりにあるでしょう。
センサーサイズが大きくなったことのメリット(HERO9 vs HERO11)
- ダイナミックレンジが広がった(暗所性能もやや改善)
- 解像度&fpsがアップ(5K@30fps⇒5.3K@60fps)
- 最大ビットレートアップ(100Mbps⇒120Mbps)
- 選べるアスペクト比が増えた(8:7)
- 10bitカラー対応(8bitカラー⇒10bitカラー)
- 写真も高解像度(20MP⇒27MP)
プロセッサーが変わったメリット(HERO9 vs HERO11)
- プロセッサー(GP1⇒GP2)
プロセッサーの処理能力が上がっています。GP1のモデルと比較するとタッチスクリーンの感度がアップし、反応が良くなりました。
少しでも高画質で撮りたい
10bitカラー対応の他、写真も高解像度で撮れます。
複数のSNSで使いたい
撮影した後で縦横を決められるようになったのは複数のSNSで使いたい人にとっては朗報だと思います(GoPro HERO10 Blackまでは縦動画を撮りたいと思ったらカメラを縦向きに撮影する必要がありました)。
また、写真の解像感が高くなり、サムネで使えるレベルになっている点もSNSで使う上ではメリットになります。
迷ってるならレンタルしてみるのもオススメ
↑ひらく
まとめ
GoProといえば、奇数モデルが名作になる印象があったのですが、今回は思ったよりもサプライズがなかった印象ですね。
なので今すぐには動かないことにしました。
とりあえずHERO9を壊れるまで使ってそれから考える予定です。買い換えるとしたらOsmo Action3を選ぶかもしれません。
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