アクションカメラ

GoPro|動画撮影設定の基本はこれでOK

GoProを設定できてますか?

僕は買った当初、あまり使いこなせてませんでしたが今はわりと使えるようになりました。

わかっていたほうが良いポイントとしては画角・解像度・FPS・ISOなどです。

今回は僕のGoPro設定について紹介します。

(「完全初心者対象の設定」と「中級者以上対象の設定」の2パターンです。)

 

ちゃんと設定して撮れば完全オートより動画のクオリティが上がります

多分、GoProを持っている人であれば、撮りっぱなしの無編集動画と比較して何かが違うのがわかるかと思います。

色味と速度、音などを動画編集ソフトで微調整しているからです。

こういうのは撮影時に設定をしっかりしておかないと編集で頑張っても限界があります。

 

とはいえ、初心者にはぶっちゃけハードルが高いのも事実

GoProで動画を撮影しようにも設定なんてわからないって人は多いと思います。

ある程度、動画の経験がある人はメニューを見るだけで「ああ、この設定はこうすればいいな」と調整できるんですが、未経験だと専門用語がわからずお手上げですよね。

もし、僕が初心者に「難しいことはわかりません」「無難な設定とか教えてもらっていいですか?」と聞かれたら、オートにするように伝えます。

マニュアルはいきなりできるようになるようなものではなくて、ある程度失敗を重ねて学ぶしかないです。

 

【結論】完全初心者ならまずはオートでOK

普通用とスローモーション用のような感じで2パターンくらいに絞っておけばシンプルだし、失敗は少ないです。

ただし、「Protune設定で撮った動画と比較して見劣りするから、徐々に学んだほうがいいよ」って感じです。

 

中級者以上(動画編集する人なら)シーンごとに使い分けるほうがいい

やはりシーンによって設定を変えれるようになると編集の幅が広がります。

色味と視野角(画角)とシャッタースピードで大分印象が変わりますからね。

失敗しながらでも学ぶ価値はあると思います。

 

僕が使っている設定

僕はもうちょっと凝りたいので以下の微調整をしています。

よく使う3パターン

  • POV(一人称視点)
  • 自撮り
  • スローモーション

 

パターン①POV用(一人称視点)

設定


解像度 4K
フレーム/秒 24
視野角 SuperView または 広角
ビデオ安定化 オン
-------------------Protune
ビットレート High
シャッター 1/48
ホワイトバランス 4500K~5500K
ISO最小 100
ISO上限 400
シャープネス Medium
カラー フラット

 

パターン②自撮り用

設定

解像度 5K
フレーム/秒 24
視野角 リニア または リニア+水平維持
ビデオ安定化 オン
-------------------Protune
ビットレート High
シャッター 1/48
ホワイトバランス 4500K~5500K
ISO最小 100
ISO上限 400
シャープネス Medium
カラー フラット

 

パターン③スローモーション動画用

設定

解像度 2.7K
フレーム/秒 120
視野角 広角
ビデオ安定化 オン
-------------------Protune
ビットレート High
シャッター 1/240
ホワイトバランス 4500K~5500K
ISO最小 100
ISO上限 400
シャープネス Medium
カラー フラット

 

【補足】設定のポイント

撮影内容によって3種類を使い分ける

僕が撮るものは大体3パターンにおさまるので事前に設定保存しておいて撮影時に切り替えて使っています(プリセットとして登録しておけるのはたしかGoProHero8から)。

 

シャッタースピードは意外と重要

写真撮影ではシャッタースピードって自分で決めてOKですが、動画撮影では以下のように設定するのが基本的なルールになっています。

フレーム/秒
(FPS)
シャッタースピード
通常撮影241/48
301/60
スロー撮影601/120
超スロー撮影1201/240

 

シャッタースピードをフレームレートの2倍の逆数にする組み合わせが人間の目で見るのに近いと言われます。

スローで撮ってない動画をスローに編集してもコマ数が足りてなくて違和感が出るので撮影時から意識しておきましょう。

24FPSと30FPSの違い

上記の表には「通常撮影」と書きましたが、24と30だとどちらを選ぶかによって印象は少し違ってきます。

  • 24FPS:映画っぽくなる
  • 30FPS:テレビっぽくなる

実際にほとんどの映画では24FPSが採用されていて、テレビ番組だと30FPSが採用されているようです。

YouTubeでエンタメ系の動画をGoProで撮るなら基本30FPSで撮るのがいいかもしれないですね。

 

Superviewでも撮る

Superviewは画面の端が歪みますし、いかにもアクションカメラっぽくて嫌いという人もいますが、個人的にはわりとSuperviewも使います。開けたところで撮る分には広範囲で撮れたほうがよりダイナミックだからです。

というか、どれか一つの画角を固定して使うよりも場面による使い分けが大切だと思います。

いつ使ったらいいかわからないという場合はPOVの時はSuperview、それ以外はSuperviewを使わないというルールが最もシンプルでわかりやすいでしょう。

ちなみにSuperviewで撮ったけど歪みが気になる場合は、編集時に広角に調整するプラグインを使うという手もあります(無料のものもあります)。

と言っても、まあ、リニアが一番普通っぽいので普段、最も活躍するのはリニアかもしれません。

画角


Superview > 広角 > リニア

あと、設定によってはSuperviewを選べなかったりもしますね。

 

ビデオ安定化はオン

できるだけ手ブレ防止するためにHypersmooth(ビデオ安定化)をオンにすることが重要です。

その際、リニア+水平維持だと多分、より安定感が増します。

 

解像度は4Kで撮るに越したことはないが...

解像度の理想は4k以上です。

ただし、1080Pあれば最低限いろんなところで使える動画になる印象です。

現実問題、ほとんどの動画はスマホで視聴される時代なのであまり高解像度で撮ってもスマホからはその違いがわからなかったりします。もちろん大画面で見るために撮るなら解像度は高いほうがいいですが、データが重くなったりするので高解像度は必ずしも良いことばかりではないですね。

スマホで編集するレベルのノリで撮るのであれば、作業の快適さを考慮して4Kで撮らないほうがむしろいいかもしれないくらいです。

 

ISOは低く

ISOは光の感度のことです。ISOを高くすれば光の感度が高くなり、ISOを低くすれば光の感度が弱くなります。

一般的には、暗いところで撮影する時にISOの数値を高くします。ISOが高いと光の量が増幅されるからです。

ですが、その反面、シャドー部分のノイズが目立って画質が悪くなります。なので平常時はISOを極力低く抑えるのがポイントです。できればISOは100~400が理想です。

 

シャープさは抑え気味にする

クッキリしすぎて違和感があるので抑え気味がオススメです。

個人的にHigh(高)は不自然に見えます。シャープさが増すと言ってもデジタル処理してるので輪郭が強すぎるんですよね。

 

カラーも抑え気味に

GoProのデフォルトカラーは鮮やかすぎて目が疲れるので抑え気味にします。

また、フラットにするのは後から色を調節する上でも大きな意味があります。フラットにしておけばデフォルトのときよりもハイライトとシャドー部分のディテールが残るからです(別の言い方をするとダイナミックレンジが広いということです)。

 

ビデオ形式は撮影する地域によって変える必要があるかも

ビデオ形式が合ってないと蛍光灯によって画面にちらつきがおきます。

なので室内で撮るなら気をつけたほうが良いかもしれません。

  • 東日本:PAL
  • 西日本:NTSC

個人的にGoProはアウトドア用なので気にせずデフォルトのまま使ってます。

 

上記の設定ではうまく撮れない場合もあります

日差しが強かったりすると白飛びしてしまってキレイに撮れないので注意してください。

白飛びしてしまう場合にできることはいくつかあります。

  • NDフィルターを使う
  • EV修正の値を下げる
  • シャッタースピードをオートにする

 

NDフィルターとは

NDフィルターはレンズに装着するサングラス的なものだと考えてください。つけることでレンズに入る光を減らすことができます。

メリット:白飛びが緩和
デメリット:選択をミスると暗くなりすぎる, 交換(付け外し)が面倒

NDフィルターは使い方を誤ると映像品質が劣化するので経験等も必要です。

GoProにはNDフィルターをつけたほうがいい?

YouTubeとかでGoProにNDフィルターを付けてる人を見かけたことがあるはずです。 初心者だと「なんかよくわからないけど自分も持っていたほうがいいのかな?」と思うかもしれません。 今回はGoPr ...

 

EV修正を下げる

EV修正(露出値の補正)を変更します。

多分、デフォルトの値は0のはずですが、一段回下げて-0.5にするくらいがいいかと思います。下げすぎると今度は黒つぶれします。

 

シャッタースピードをオートにする効果

シャッタースピードをオートにすれば、明るいところで白飛びを防ごうとしてシャッタースピードが早まります(センサーに取り込む光の量が減り、暗くなるということ)。

ただし、シャッタースピードを上げるということは本来はブレ感がほしいようなところも止まって撮れてしまうことを意味します。

多少、品質は妥協することになります。

 

編集時にやること

上記の設定で撮った素材を編集で微調整します。

  1. コントラストを調整
  2. 色味を変更(LUTを使う)
  3. スピードを調整
  4. 音を追加

このあたりの話はまた別の機会に書きます。

 

最後に

使い方がわかると逆に高性能じゃないカメラを使うのも楽しくなりますね。

一度理解できれば他のアクションカメラも似たようなものなので応用できます。

Insta360 ONE RSで撮った動画

設定がわからなくて使ってなかった人もこれを機に基本を学んでみる価値はあると思いますよ。

簡単な質問であればYouTubeチャンネル(たそがれタイム)のコメント欄で聞いてもらえばお答えできます。

KyL

一人行動派の30代男です
最近は海外移住に向けて準備中
2023年からこのブログは月3回ペースで更新予定

【好きなもの】
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