GoProの公式サイトにはサブスクプランというものがあり、わりと人気みたいです。
僕自身は一瞬「いいかも」と考えたのですが、調べた結果、登録せずに普通に購入しました。
じゃあ、なぜサブスクを利用しなかったのか?
その理由や割引価格で購入する方法などをまとめます。
GoProのサブスク内容
まずはサブスクの内容を確認しましょう。通常の購入方法とは違う特典がいくつかついてきます。
けっこうどうでもいい部分も含めると長くなるのでそれらは割愛しますが、(多くの人に関係する)重要ポイントは多分4つくらいです。
ポイント①本体価格が家電量販店より安く買える
GoProのサブスクで本体を買うととりあえず国内最安価格で手に入ります。
GoPro Hero 11の場合:78,000円 ⇒ 62,000円
GoPro Hero 10の場合:70,000円 ⇒ 54,000円
GoPro Hero 9の場合:60,000円 ⇒ 48,800円
Hero11の価格を調査した結果(9月中旬)
ちなみにサブスクのプランは2種類存在します。
Hero11+サブスクリプション:62,000円
とりあえずミニマルではじめる場合はこちら。
- GoPro本体+Enduroリチャージャブルバッテリー+SDカード(32GB):56,000円
- 1年間のサブスク会費:6,000円
Hero11アクセサリセット+サブスクリプション:69,000円
こちらはアクセサリもほしい場合ですね。
- GoPro本体+Enduroリチャージャブルバッテリー×2+SDカード(32GB)+アクセサリ数点:63,000円
- 1年間のサブスク会費:6,000円
上記から更に値下げされたようです(2022年10月9日調査時点)。
Hero11+サブスクリプション:62,000円 ⇒ 58,000円
Hero11アクセサリセット+サブスクリプション:69,000円 ⇒ 58,000円
なんと更に再値下げされたようです(2022年11月7日調査時点)。
Hero11+サブスクリプション:58,000円 ⇒ 55,000円
ポイント②無制限のクラウドストレージ
GoProで撮った動画データを自分で保存しようとしたらそれなりに大きなストレージが必要です(外付けHDDやSSDはほぼ必須でしょうね。)。
現時点で持っていなければ、買い足すことになりますが、サブスクに入っておけばそれらの購入は不要。
撮影したデータはオリジナル品質が維持されますし、自動アップロードなどバックアップの手間が省ける点でも便利です。
ポイント③理由問わずカメラ交換2回まで(同一モデル)
カメラが壊れた時はもちろん、壊れてなくても交換してもらえます。
ポイント④GoPro純正アクセサリーが大幅値下げ(30~50%OFF)
GoProの公式サイトに掲載されているアクセサリーが大幅ディスカウント価格で入手できます。
その他のメリット
以下の2つは使う人はそんなに多くないと思いますが、使う人にとっては便利な機能です。
- ライブストリーミング
- 編集ツールの制限解除
GoProのサブスクは得なのか?
人によります。
- 本体が安くなる
- ストレージの心配不要
- 交換までできる
悪くないですよね。
と言いつつ、僕自身はサブスクを利用していません。
どういうことなのかを説明します。
GoProをサブスクで購入しなかった理由
本体をサブスクでレンタルできるわけではない
サブスクと聞くとGoPro本体のレンタルと勘違いしますが、本体のレンタルではありません。
本体をサブスクでレンタルできるなら利用するかもしれないですが、本体は買う必要があるので「なんか違うな」と思いました。
※本体をサブスクでレンタルできるサービスは存在します(GoPro公式ではなくて他のカメラレンタル会社がやっています。)
ストレージを使うほどやめにくくなる
年間6,000円(月500円)はそこまで高いとは思いませんが、長い目で見るとわりと無駄遣いのような気がしました。
多分、一旦、GoProのクラウドストレージにデータを保管しちゃうと便利な半面、かなり途中で辞めにくそうですよね。
大量の動画データを移動するとなると手間もコストもかかります(しかも、ぶっちゃけけっこう操作性悪くて使いにくいんですよ)。
今後もGoProを使い続けるとは限らない
個人的にはGoProが今の地位を保つのかについてはけっこう懐疑的です。GoProは進化の速度が遅く感じます。
ちょっと前まではアクションカメラと言えば、GoPro一強って感じでしたが、GoPro以外のメーカーも存在感を増しているからです(Insta360やDJIなど)。
僕はInsta360のカメラも使っているので「GoProの動画だけ別で管理するのって逆に使いづらいかな」と考えました。
短期的には本体価格を安くできますが、半永久的にGoProに課金することを考えると直感的にはそこまでお得感はないかなと言う判断です。
うっかりしていると自動更新されてしまう
サブスクの規約を読んだら1年毎の自動更新のようです。1ヶ月ごとじゃないので、うっかり必要なくなっても更新してしまうリスクがあると考えました。
カメラ交換費用は無料ではない
実は交換と言っても無料ではなく、有償です(まあ、常識的に考えるとそっちのほうが自然ですが)。
料金は機種によりますが、29ドル〜159ドルといったところ。
僕はGoPro3台使ってきましたが、これまでに壊した経験がないので必要性を感じませんでした。壊した経験があったらまた考え方が違っていたかもしれません。
⇒その後、故障したタイミングでサブスクに入りました。
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GoProが故障して公式サイトで交換した記録※2021年
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GoPro純正アクセサリをそんなに買わないから(サードパーティ派だから)
GoProサブスクの魅力の一つは純正アクセサリの大幅割引ですが、実は純正ってサードパーティ製と比較してもともと30~50%くらい割高なんですよね。
一部を除けばサードパーティ製でも十分なのを知っているのであまりお得感はありません。
(僕は純正品も使いますが、サードパーティ製も積極的に使っています。)
ちなみにオススメのメーカーはUlanziです。たまにGoProがUlanziを見習ってくれとすら思います(GoPro純正アクセサリは可もなく不可もないレベルなのです)。
必要になったら入ればいい
GoProのサブスクはいつでも入ることができます。なので、「やっぱり必要かも」と感じた瞬間に入ればいいのではと考えました。
プロモーションコードを使えば多少安くなる
実はサブスクに入らずにGoProを定価より安く買う方法が存在します。それがプロモーションコードです。
割引価格で購入するなら
以上を踏まえて僕は購入時点でサブスク会員になることはしませんでした。
GoProのサブスクで得するパターン
GoProのヘビーユーザー
多分、たまにGoProを持ち出して使う程度ならサブスクのメリットは少ないですが、GoProのヘビーユーザーにとってはけっこうオススメできる内容ではあります。
とくにGoProを複数台持っていたりして、とにかく撮りまくる人は年間6,000円でストレージを確保するのが最もコスパがいいはずです。
また、スポーツシーンなど激しい使い方をすれば、画面が割れたり、故障することも十分に考えられます。
そういう意味で、ヘビーユーザーならむしろ入らないと損するんじゃないかと感じました。
長期の旅行先でのバックアップ
僕は故障をきっかけに結局サブスクに入りました(故障したGoProをもう一度使いたいなら基本サブスク特典で直してもらうしかないからです)。
ところが、修理からしばらく経つと結局、「年間6,000円って意味あるのかな?」「やっぱ自分にとっては要らないかも」と思うようになってました。
ただ、約1ヶ月ほど海外にいたタイミングでサブスクにもそれなりにメリットがあることに気付きました。
サブスクに入ってるとWiFi経由でクラウドに自動バックアップできます。なので旅先にまともなWiFi環境があるならGoPro素材に関してはストレージ要らずになります。
ちなみに僕が1ヶ月で撮った容量はたしか500GB以上1TB未満くらいのデータ量でしたが、そのくらいの容量だとなかなかスマホとかに一時保存するには限度を超えていますよね。
また、ポータブルSSDを持っていくとなるとケーブルとかカードリーダー類が荷物として増えるのが厄介です。
その点、サブスクのおかげで荷物が少なくて済んだのが良かったです。
GoPro本体のサブスクレンタル
GoPro公式サイトのサービスじゃないですが、かなりリーズナブルにGoProをレンタルしてるサブスクサービスがあるので紹介しておきます(月額4,000円~10,000円くらい)。
レンタル中になってることが多いですが、在庫があれば利用を検討してもいいかもしれません。
GooPass
CAMERA RENT
レンティオ
kikito
GoProHero11 | GoProHero10 | GoProHero9 | GoProMAX | 追加費用 | |
---|---|---|---|---|---|
CAMERA RENT | 月額7,150円 | 月額3,850円 | 月額7,150円 | ||
GooPass | 月額10,780円 | 月額6,380円 | 月額6,380円 | 配送料1,500円 | |
レンティオ | 月額8,000円 | 月額6,500円 | 月額4,500円 | ||
kikito | 月額8,000円 | 月額6,900円 | 月額5,000円 |
※2022年10月時点
GoProの都度レンタルに対応している業者
続いての表はサブスクじゃなくて、一般的にイメージする必要な時にスポットで借りて返す感じのレンタルサービスです。
Hero 11 | Hero 10 | Hero 9 | 送料込 | |
---|---|---|---|---|
レンティオ | 7,980円 (3泊4日) | 6,480円 (3泊4日) | 4,980円 (3泊4日) | |
モノカリ | - | 8,990円 (3泊4日) | 7,990円 (4泊5日) | |
Tavishot | 8,980円 (3泊4日) | 7,980円 (3泊4日) | 6,480円 (3泊4日) | |
kikito | 6,980円 (3泊4日) | 5,980円 (3泊4日) | 4,980円 (3泊4日) | |
DMM いろいろレンタル | 6,480円 (4泊5日) | - | 5,480円 (4泊5日) | |
CAMERA CRUUU | 6,480円 (3泊4日) | 5,480円 (3泊4日) | 4,980円 (3泊4日) | |
APEX | 7,400円 (2泊3日) | 6,200円 (2泊3日) | - | 北海道・沖縄は除く |
ゲオあれこれレンタル ![]() | 8,600円 (7泊8日) | 6,800円 (7泊8日) | 5,800円 (7泊8日) | 北海道・沖縄は除く |
東京カメラ機材レンタル株式会社 | 2,860円 (2泊3日) | 2,530円 (2泊3日) | 2,310円 (2泊3日) | |
東京オフラインセンター | 2,720円 (1泊2日) | 2,380円 (1泊2日) | 2,210円 (1泊2日) | |
パンダスタジオ | 3,080円 (1泊2日) | 2,970円 (1泊2日) | 2,640円 (1泊2日) |
最安で借りようと思っても各社そんなに在庫が豊富にあるわけじゃないので、よっぽどタイミングがよくないと借りられてます。レンタル価格に関してはある程度の妥協が必要です。
表の注意点
※2022年10月調査時点の価格です。
※GoProHero10の取り扱いがあることを掲載条件としてます。
※本体のみのレンタル価格(税込)です。
※アクセサリーは別オプションで借りる必要があります。
※各社の規定が違うため、レンタル日数は各サービスの最低利用期間になっています。
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最後に一言
以上、GoProのサブスクはうまく利用すればかなり得だけど、利用しなくてもいいんじゃないかという話でした。
GoProを購入する場合は、今回の内容も踏まえつつ、最終的には自己判断するのが良さそうです。
GoPro以外にも使えるアクションカメラはけっこうあります
今はGoPro一強の時代ではありません。購入前に他の選択肢も比較してみても良いと思いますよ。
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