GoPro HERO13 Blackが発売されました。
今回はInsta360の「Insta360 GO3S」とGoPro HERO13 Blackの違いについて比べていきます。
選ぶ際の参考材料にしてください。
この記事の対象者
- アクションカメラの購入を検討しはじめた
- Insta360 GO3SとGoPro HERO13で迷っている
- 自分の使い方にはどちらがマッチするかわからず悩んでいる
この記事でわかること
- 各カメラの強み・弱点
- あなたに向いているのはどちらか
今回比較するカメラ
Insta360 GO3S
世界最小のアクションカメラInsta360 GOシリーズの4作目です。
GO3とデザイン的には同じで画質が4Kにアップしたバージョンです。
GoPro Hero13 Black
GoPro社が毎年アップデートを重ねるスタンダードモデル「GoPro HEROシリーズ」の13世代(2024年モデル)。
Insta360 GO3S vs GoPro Hero13 Black 比較表
Insta360 GO3S | GoPro13 Black | ||
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発売時期 | 2024年6月 | 2024年9月 | |
デザイン面 | 重量 | 39.1g(本体) 96.3g(ケース) | 154g |
サイズ | 63.5 x 47.6 x 29.5mm(ケース) | 71.8 × 50.8 × 33.6 mm | |
バッテリー容量 | 310mAh(本体) 1270mAh(ケース) | 1900mAh | |
バッテリーライフ | 本体のみ38分 ケース併用時Max140分 ※1080p30fpsで撮影 | 90分 ※5.3K30fpsで撮影 |
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ストレージ | 64GB, 128GB ※クイックリーダー方式 | 最大1TB ※マイクロSDカード式 |
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防水性能 | 10m | 10m | |
動作温度 | -20°C〜40°C | -10°C〜35°C | |
ボイスコントロール | |||
ジェスチャーコントロール | |||
磁気マウントシステム | |||
ブルートゥース | 5.0 | 5.3 | |
映像品質 | センサーサイズ | 1/2.3 | 1/1.9 |
ISO | 100-3200 | 100-6400 | |
絞り | f2.8 | f2.5 | |
画角|35mm換算 | 16mm | HyperView|12mm SuperView|16mm 広角|16~34mm リニア |19~39mm リニア+水平ロックor水平維持|19~34mm |
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超広角177° 別売超広角レンズ使用時 |
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マクロ 別売マクロレンズ使用時 |
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アスペクト比 | 16:9 4:3 | 16:9 4:3 8:7 |
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21:9 別売アナモフィックレンズ使用時 |
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解像度@最大フレームレート | 4K30fps 2.7K50fps | 5.3K@60fps 4K@120fps |
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最大ビットレート | 120Mbps | 120Mbps | |
カラープロファイル | フラット 標準 鮮やか ポートレート | フラット ナチュラル 鮮明 |
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ビット深度 | 8-bit | 8-bit 10-bit |
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手ブレ補正 | FlowState オフ FlowState 標準 FlowState 高 FlowState 最大 ジッターブラー低減 ON ジッターブラー低減 OFF | HyperSooth6.0 オン HyperSooth6.0 オフ HyperSooth6.0 自動ブースト 水平維持 水平ロック |
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マイク穴 | 2 外部マイク接続✗ | 3 3.5 mm オーディオマイク入力 |
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本体定価 | 64GB|61,800円 128GB|65,800円 | 68,800円 |
ハードウェア的な完成度で見るとGO3S、映像の質で見るとGoPro Hero13にアドバンテージがあります。
Insta360 GO3Sの特徴
Insta360 GO3Sを選ぶメリット(GoPro HERO13よりも良い点)
アクションポッド
フリップ式タッチスクリーンはGoProと比較するとユーザビリティ的にワンランク上です。
(GoProのフロントスクリーンは小さい上、タッチ対応しておらず、ユーザビリティはあまり高くない)
カメラ部分が着脱可能
小さなカメラ本体だけをアクションポッドから取り外しできます。
このサイズならではのクリエイティブな使い道が多く、撮影体験が楽しくなります。
便利なアプリ
Insta360はアプリの質が優れています。
アップデートも頻繁にあります。
撮ってすぐSNSにアップしたい時などにも活躍しますね。
Insta360 GO3Sを選ぶデメリット(GoPro HERO13よりも悪い点)
ストレージ容量が少なめ
ストレージは内蔵式となっており、容量が決まっています。
こまめなバックアップが必要になります。
そこまで大きな弱点ではありません。
バッテリー内蔵式
スペアバッテリーによる運用ができません。
画質
GO3Sの解像度やフレームレートはGoPro未満です。
音質
音に関してもGoProにリードを許しています。
- GO3Sはマイク穴が2つ(GoProは3つ)
- GO3Sは外部マイク非対応(GoProは外部マイク対応)
ここまでの要点
Insta360 GO3Sを選ぶメリットとデメリットは以下です。
- 完成度の高いアクションポッド
- 小型カメラでクリエイティブ撮影
- 優れたアプリ
- ストレージ容量
- バッテリー内蔵式デザイン
- GoPro未満の画質&音質
GoPro Hero13 Blackの特徴
GoPro Hero13を選ぶメリット(Insta360 GO3Sよりも良い点)
長時間撮影がしやすい
スペアバッテリーやSDカードを使える点でGO3Sと比較して長時間使用に便利です。
高画質で撮れる
10bitカラー対応の他、写真も高解像度で撮れます。
理想的な撮影条件で撮影する場合にはGoProのほうがキレイという意味です(暗所など条件によっては目に見える差がないこともあります)。
ハイフレームレート撮影
720p400fpsのような超スローモーションを撮れます。
外部マイク使える
GoProなら音をしっかりと残したい時に外部マイクを使えます。
GoPro Hero13を選ぶデメリット(Insta360 GO3Sよりも悪い点)
熱停止
GoProは高画質&ハイフレームで撮影ができますが、熱で止まってしまうことがあります。
高温環境での連続撮影には対応できません。
アプリが使いにくい
Insta360と比べるとGoProのアプリは貧弱です。
機能も最低限のものしかないので使う場面も限られます。
設定変更は背面スクリーンでのみ
GoProの前面にある小さなスクリーンはタッチ式ではないため、背面スクリーンでしかメニュー変更ができません。
カメラを固定して使う時は、毎回ひっくり返したり、回り込むことになり、手間がかかります。
GO3Sはフリップ式スクリーンがあるため、正面と背面、どちらからでも設定をいじれます。
ここまでの要点
GoPro HERO13 Blackを選ぶメリットとデメリットは以下です。
- 長時間撮影がしやすい
- 高画質で撮れる
- ハイフレームレート撮影(400fps)
- 外部マイク対応
- 熱停止
- アプリが使いにくい
使うシーンをイメージして選んでみてください。
Insta360 GO3Sはこんな人にオススメ
- とにかく小さいカメラを求めている
- 目立たずに使いたい
- ポストプロダクションをスマホで完結したい
- Insta360の別モデルを使っている
小さいカメラを求めている
サブカメラとして小さいカメラを探しているようなケースではGO3Sのほうが便利です。
高解像度で撮りたいものはメインのカメラを使いつつ、GO3Sはサイズ感や防水性のメリットを生かすことで2つのカメラが補完しあって活躍できます。
目立たずに使いたい
GO3Sで撮ると威圧感がないのでまわりの目を気にすることなく使えます。
ポストプロダクションをスマホで完結させたい
Insta360はスマホアプリが優れていることもあり、撮影後の作業がスムーズです。
また、GO3Sの撮影データのほうが軽いのでスマホでの編集・投稿等には便利でしょう。
既存のInsta360ユーザー
一般論としてメーカーを統一したほうが映像の色味やアプリなどの観点で便利です。
Insta360のカメラはそれぞれのモデルが異なる特徴を持っているので弱点を補完しあえますし、すべてのモデルが同じアプリを使えるので運用もシンプルになります。
GoPro HERO13 Blackはこんな人にオススメ
- リスクの高い撮影をする
- 水中で使いたい
- 高画質で撮りたい
- スローモーションを撮りたい
ハイリスクな撮影をする
GoProのデザインは故障要素が少ないです。
(レンズ交換式・背面モニター・ボディの素材・完全防水など)
水中で使いたい
GoProのほうが水中で使いやすいです。
GO3Sはアクションポッドが非防水のため、潜水ケースを使用する必要があります。
※GO3Sは水中で使えないわけではありません。
高画質で撮りたい
GoProでは5.3K動画まで撮れます。
超スローモーションを撮りたい
GoProは720p400fpsにも対応しています。
迷ってるならレンタルしてみるのもオススメ
気に入ったら買うくらいの気持ちで一度触ってみてはいかがでしょうか?
↑ひらく
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最後に
2つのカメラの購買層が求めるものは一部共通なので、GoPro新作登場のタイミングで比較してみました。
さて、あなたはどちらを選びますか?
よければアンケートに回答して教えてください。