動画編集

FCPでサクサク作業するためのコツ(90%以上軽くなる)

2021年10月27日

ファイナルカットプロはあまり理解せずに使うと重くなりがちです。

でも本当はいくつかのことを知っているだけでかなり楽に作業できたりします。

極端な話、何も学ばずに使っているなら実は今より90%以上の容量を節約し、編集作業がサックサクに軽くなる可能性があるんです。

もし、知らないならあまりにももったいないので今回はその話を書きます。

 

FCPでサクサク作業するために必要なこと

以下のポイントを踏まえることによってFCPが重すぎる大体の問題は解決するはずです。

 

コツ① キャッシュをこまめに消してストレージを空けておく

FCPでは編集するたびにキャッシュファイルが増えていきます。

左上にあるバックグラウンドタスクを見るとレンダリングの部分が常に動いてますが、あれが動いている時はキャッシュファイルが作成されています。

↓ もしくはタイムラインの上部に白い点線が出てますが、あれもレンダリングのサインです。

レンダリングは作業時の読込を早くするために不可欠ですが、これがMacの動きを遅くする原因でもあります。

キャッシュファイルは編集作業で何か変化を加えるたびに、無限に増えるのでストレージはみるみる足りなくなって行きます。

そしてストレージ容量がなくなるとFCPがそれ以降の作業を停止してしまいます。

なのでキャッシュをこまめに消す必要があります。

FCPのキャッシュを消す具体的な方法

 

コツ② 高解像度で作業しない

最終的に4Kのファイルを書き出すとしても編集時に4Kで作業してたらあっという間に重くなります。

なので編集時はもっと解像度の低い状態で作業するのが良いです。

個人的には特別な事情がない限り、HD(1080)以下でも十分作業できると思いますけどね。

編集時はHD⇒書き出す直前で4Kというイメージです。

作業時の解像度を下げる具体的な方法

 

コツ③ ファイルをそのままにするを選ぶ

素材をインポートする際、以下の2つの選択肢がありますが、この時にどっちを選ぶかも結構重要です。

  • ライブラリにコピー(Copy to ライブラリ)
  • ファイルをそのままにする(Leave files in place)

「ライブラリにコピー」を選ぶと、素材を置いてある場所だけじゃなくて、ライブラリの中にも素材のコピーが作られることを意味します。

仮に素材が50GBなら、2倍の100GBのストレージを消費することになります。

「ファイルをそのままにする」を選ぶことで無駄にコピーを作ることがなくなり、ストレージ容量を食うことを回避できます。

ファイルをそのままにする時の注意

 

コツ④ 編集機材に投資する

動画の時間が長かったり複雑な編集をするとデータは当然ながら重くなります。

なので本格的に動画を作るつもりなら編集作業環境に投資する必要があります。

具体的には言えば、Mac本体のスペックとストレージはアップグレードする必要があるでしょう。

僕は8GBのMac miniなので10分を超えるような動画を作ることはめったにありません。

(Mac mini8GBは動画編集を本格的にやるならあまりにもショボいスペックです。)

また、一つのクリップ(動画素材)も長くならないように撮影時から気をつけています。

FCP用の作業環境

 

FCPのキャッシュを消す方法

以下の2ステップで進めてください。

 

STEP1 キャッシュを確認

まずは具体的にどのくらいキャッシュが溜まっているか確認しましょう。

 

ライブラリを選択する

ライブラリを選択すると、画面右にキャッシュ欄が表示されているはずです(デフォルトの画面構成で使っている場合)。

  1. 軽くしたいライブラリを選択
  2. 現在のキャッシュが表示されている

今回の例では7.8GBがキャッシュです。

(ライブラリとイベントとプロジェクトの区別がついていない場合は早いうちに理解したほうがいいですよ。)

 

STEP2 生成されたライブラリファイルを削除する

キャッシュを消しましょう。

やり方はファイルメニューを開いて「生成されたライブラリファイルを削除する(Delete Generated Library Files…)」を選択するだけです。

すると↓のような表示がでてきます。

3つのチェックボックスと一番上のチェックボックスの項目として2つの選択肢がでてますね。

今は一番上のチェックボックスのところだけでOKです。

2つの選択肢についてはどっちを選ぶか悩むかもしれませんが、普通は以下の基準で選ぶと良いはずです。

  • まだ作業中の場合:不要なレンダリングファイルのみを削除(Unused Only)
  • 編集済みの場合:すべてのレンダリングファイルを削除(All)

 

作業時の解像度を下げる方法

編集作業時の解像度を下げるために2つの方法が考えられますが、個人的に使うのは①です。

 

方法1 1080P以下で編集する

動画の解像度とかアスペクト比は編集前に設定しますが、途中からでも変更できます。

なので一旦解像度低めで作業すると軽いです。

 

プロジェクトを選択

  1. 編集しているライブラリを選択
  2. 動画のプロジェクトファイルを選択
  3. 画面右にある紫の変更ボタン(Modify)をクリック

 

プロジェクトのフォーマットを編集

4Kになっている場合は1080P HDとかでも十分です。

(とりあえず今回は1080に設定することにしますね。)

書き出すまではこの状態で編集作業を進めます。

 

書き出す時にまた解像度を上げる

動画ファイルをエクスポートする時になったらまた4Kとかに上げてから書き出せばOKです。

ちなみに作業時はオリジナル品質で作業しています。

古いマシンを使っている場合はこのやり方が通用するかわかりませんが、M1搭載の機種ならできます。

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方法2 プロキシファイルで作業する

こちらは作業時に軽く表示するために品質を落としたバージョン(プロキシ)を作成し、書き出し時はオリジナル品質でエクスポートするという方法です。

僕はこの方法はあまりオススメできないのでここでは詳しく説明しないことにします。

(プロキシを作るとそれだけ容量が増えるのとプロキシを作るのに時間がかかるからです。)

ただ、一般的にはプロキシを使う人のほうが割合としては多いかもしれません。

 

自分がプロキシで編集しているかわからない場合は、表示(View)をクリックすると、メディア再生(MEDEIA PLAYBACK)を見れば確認できます。

  1. 最適化/オリジナル(Optimized/Original)
  2. プロキシ優先(Proxy Preferred)
  3. プロキシのみ(Proxy Only)

ここで「プロキシ優先」か「プロキシ」のみを選択しているなら、恐らくプロキシで作業しているはずです。

(すでに設定を色々いじっていたりする場合についてはここだけではなんとも言えません。)

 

ファイルをそのままにする時の注意

ストレージの消費容量をおさえるためにはファイルをそのままにするのが有効ですが、素材を置いておく場所は気をつける必要があります。

素材をライブラリと同じストレージに置かないと読み込みに時間がかかるからです。

仮にライブラリをSSDの中に作っても、SDカードに素材を置いて、そこから素材を読み込もうとしても転送(読込)時間が発生する関係で作業になりません。

基本的にSDカードの転送速度はSSDと比較すると桁違いにショボいんです。

重要なので繰り返しますが、ライブラリと素材は同じストレージに入れるのが基本です。

 

FCPをガッツリ使う人のための作業環境

 

①メモリは最低16GB以上

もし、僕が「YouTube用の動画を作るならメインマシンは何がいいの?」と知り合いに聞かれたら、最低でも16GB以上のMacでM1チップ搭載のものをオススメします。

そして自分が買う場合は恐らく32GB以上を選ぶと思います。

ちなみに今はM1の8GBモデルを使ってますが、動画の作業環境としては正直物足りないです。

 

②モニターも別で買う

MacbookProとかMacbookAirでもいいですが、常にあの小さい画面で編集するのは大変すぎます。

なので自宅での作業時は外部モニターを使います。

 

③ストレージを増やす(ポータブルSSDを買う)

こまめにキャッシュを消すのが面倒な場合はストレージを増やしてしまうのも有効です。

もちろんそのうちキャッシュで満杯になるので消す必要はありますが、ストレージ容量に余裕があれば、キャッシュを消す頻度は下がります。

FCP用にポータブルSSDを選ぶ場合の注意点を書きます。

 

容量は500GB以上

できれば容量は500GB以上をおすすめします。

250GBだと少なくてあっという間にいっぱいです。

もちろんカメラで使ってるSDカードの容量にもよりますが、仮に256GBを使っている場合だとSSDに入り切らなくて作業ができないからです。

じゃあ、128GBのSDカードを使っているなら256GBのポータブルSSDでいいのかと言うと、やはり500GBをおすすめします。

なぜかというと動画データが128GBだとしても編集のキャッシュデータが生成されるからです。

キャッシュデータだけでも場合によっては100GB行くこともあります。

 

転送速度は500MB/秒以上

転送速度も重要です。

早いものだと1000MB/秒のものもありますが、コストが上がるのでバランスを考えると500MB/秒以上となっている商品を選ぶのが多分正解です。

これくらいあれば、4Kでの編集にもギリギリ対応できます。

 

アマゾンのノーブランド品には注意

アマゾンで検索すると、聞いたことが無いメーカーがポータブルSSDを出していたりします。

ありえないことに売れているポータブルSSDのデザインをほぼそのままパクっています。

さらにありえないことにSSDと言うネーミングで売っているのに中身はハードディスクだったりします。

 

予算は1~1.5万円くらいが相場(2021年10月時点)

現在、有名メーカー製で保証とかもちゃんとした商品を求めるなら1~1.5万円くらいの予算を見たほうが良いです。

それよりも大幅に安い場合はちょっと疑ったほうがいいかと思いますね。

 

僕が具体的に使っている商品

Samsung ポータブルSSD T5の500GBです。アマゾンにはこれそっくりのパクリ商品もあるのでくれぐれも気をつけてください。


 

逆に考えるとSamsung ポータブルSSD T5はパクられるほどの人気商品とも言えますね。

 

他の人気商品

日本人が書いたブログをチェックするとSamsungよりもSanDiskが支持されているようですね。


ちなみに両者はスペック的にはSankDiskがちょっと上ですが、ほぼ互角なので好みで買えば良いと思います。

 

まとめ

今回はFCPでサクサク作業するためのコツを書きました。

▼ 今回、書ききれなかったことは近いうちに続編として書きます。

KyL

一人行動派の30代男です
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