Vlog用のカメラ、選択肢が多くて混乱しますよね。
このページでは小さくて持ち運びが便利なカメラを4つのタイプに分類して特徴を解説します。
読み終える頃にはきっと、数あるカメラの中で「最適なカメラ」がぼんやりと見えてくるはずです。
この記事の対象者
- 気軽に持ち運べるカメラを検討しはじめた
- 買い替えを計画中
- 種類が多くて混乱している
この記事でわかること
- 4分類によって理解の解像度が高まる
- ポケットサイズのカメラ選びで失敗する確率が減る
ポケットサイズで今人気があるのはどんなカメラ?【2025年】
以下は価格.comのアクションカメラ部門で人気売れ筋ランキングにランクインしているカメラです。(2025年9月)。
- DJI Osmo Pocket3
- Insta360 Ace Pro2
- DJI OSMO Action5 Pro
- GoPro HERO13 BLACK
- Insta360 X5
- Insta360 GO Ultra
特徴によって分類できますが、だいたい4つのどれかに当てはまります。
- 耐久性重視型(クラシックタイプ)
- ジンバル一体型
- 360度対応型
- サイズ感重視型
耐久性重視モデル
スポーツ・アウトドア・水中などタフな環境に耐えられるクラシックなモデルです。
具体例
ジンバル一体型モデル
ポケットサイズながら、ジンバルで物理的にカメラを安定させたり、背景をぼかすこともできるモデルです。
暗所にも強く、Vlogで映画のような映像表現をできます。
具体例
360度対応モデル
カメラの両サイドにあるレンズを通して全方位を撮影します。
空間にあるものがすべて映るので撮り逃しの心配がいらないモデルです。
1人称視点の映像と第三者視点の映像を同時に撮影するなど、360度対応モデルでなければ不可能な表現も可能になります。
具体例
携帯性重視の小型モデル
コンパクトなのでとにかく持ち運びやすく撮影がより身近になります。
撮影時、カメラのサイズによっては周りの人に警戒感を与えがちですが、このタイプならほぼ気にせず撮影できるでしょう。
ウェアラブルなので両手があくのもいいですね。
具体例
ここでちょっと小型カメラの変遷について紹介しておきます。
耐久性重視型(クラシックタイプ)
アクションスポーツ用途で発展。
アクションカメラといえば元々はこのタイプのみでした。
その後、ジンバル一体型モデルが登場し、新たな時代を迎えます。
ジンバル一体型
DJIがドローンやジンバル開発で培った強力な手ブレ補正技術を応用し、「DJI Osmo Pocket」が誕生。
Vlog撮影に革命をもたらします。
ポケットサイズの動画用カメラがアクティブなシーンだけでなく、日常的な街歩きや旅行などの選択肢として普及しはじめました。
360度対応型
Insta360が使いやすいアプリと一体となった360度カメラ「Insta360 ONE X」を投入。
全方位を撮影できるという革新的なコンセプトが浸透しはじめます。
「その場で画角を気にしなくていい」という圧倒的な安心感でポケットカメラの新たな選択肢となりました。
サイズ感重視型
Vlog撮影がより日常的になり、各社がさらなる小型化モデルを発表。
「ポケットに常に入れておき、いつでも気軽に撮影したい」というニーズの高まりに対応した動きです。
特にスマホの手軽さを求める層に響き、普及しました。
とこんな感じです。
と思いましたか?
僕はこれまで上記の4タイプ、すべて触ってきました。
その経験をもとに言えば、各タイプにそれぞれ強みと弱みがあるので1つに絞ることは難しいです。
でも、実際に運用しているうちに「メインカメラタイプ(2タイプ)」と「サブカメラタイプ(2タイプ)」に2分類できると感じるようになりました。
そしてまずはメインカメラグループから選ぶのがオススメです。
(どのカメラタイプがメインカメラタイプでどれがサブカメラタイプかは次のパラグラフで各タイプの強みと弱みをまとめた後にお伝えします)
各タイプの強みと弱み
①耐久性重視型(クラシックタイプ)
- 衝撃や水に強い
- タフな環境で使える
- 直感的に使える
- ややゴツい
- 大きな弱点は特にないが、特化型に劣る(他のカメラでも代替できてしまう)
②ジンバル一体型
- 高画質
- 滑らかな動き
- ボケ感(フォーカス)
- シネマティック
- 夜景
- 長時間撮影
- アクション撮影
- 衝撃・水
- タフな環境での使用
- 機動性(撮りたいと思った瞬間から録画開始までにかかる時間)
- ジンバル操作の理解と習得
③360度対応型
- 視点を後から変更可能
- 旅の思い出を逃さず保存
- SNSで差別化できる
- ドローン代用(ドローン禁止エリアで)
- 編集作業の手間
- データの重さ
④サイズ感重視型
- 超軽量&コンパクト
- 手軽にどこでも撮影
- 旅行・日常をサクッと撮影できる
- スマホ動画に近い
- 目立たない
- 長時間撮影(連続使用が苦手)
- 暗所に弱い
上記の特徴を踏まえると
①② ⇒ メインカメラグループ
③④ ⇒ サブカメラグループ
に分けることができます。
①②がメインカメラグループになる理由
①耐久性重視型(クラシックタイプ)
操作が比較的簡単で長時間の撮影に使うことができ、画質や画角的にも優れています。
タフさもあり、とにかくバランスがよく使いやすいです。
②ジンバル一体型
画質的に優れているので人物が登場するVlogでは一番自然に見えるはずです。
ということでメインカメラには①か②から選ぶことを推奨します。
③④がサブカメラグループになる理由
③360度対応型
メインカメラとして使うと編集作業が大変になるからです。
また、360度モードは8Kでの撮影になるため、単純に4Kの4倍のファイルサイズになります。
なので毎回360度カメラでVlogを撮影をするというのは現実的にきついのです。
④サイズ感重視型
このタイプのカメラは稼働時間が短めです。
また、画質的にも①②よりは良くない傾向があります。
2台目のカメラとして別アングルで使ったほうが生きるタイプなんですね。
①②ならどちらを選ぶ?
その上でどうするかですが、②が最も画質の点で優れており、個人的にはOsmo Pocketシリーズをメインカメラとして選びます。
ただし、ジンバルの操作は慣れるまで使いにくく、画角などにも限界があるので無理に②を使うよりは①のほうがオススメです。
最後に一言
あなたはVlog撮影するならどのタイプのカメラに最も魅力を感じましたか?
ぜひアンケートで教えてください。
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