GoPro HERO12 Blackが出ました。
前作からのアップデート内容を比較して購入の必要性を考察します。
この記事の対象者
- GoProの購入を検討しはじめた
- 11と12でどちらを選ぶか迷っている
- 買い替えようか迷っている
この記事でわかること
- アップデート内容
- 買い替えの必要度
今回比較するカメラ
GoPro HERO11 Black
GoProの2022年モデル。
GoPro HERO12 Black
GoProの2023年モデル。
GoPro HERO11 vs GoPro HERO12 比較表
GoPro11 Black | GoPro12 Black | ||
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発売時期 | 2022年9月 | 2023年9月 | |
①デザイン面 | 重量 | 154g | 154g |
サイズ | 71.8 × 50.8 × 33.6 mm | 71.8 × 50.8 × 33.6 mm | |
バッテリー容量 | 1720mAh | 1720mAh | |
撮影時間 | 35分 5.3K@60fps | 70分 5.3K@60fps |
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ストレージ | SDカード最大512GB | SDカード最大1TB | |
スクリーン | 前:1.4インチ 後:2.27インチ | 前:1.4インチ 後:2.27インチ |
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防水性能 | 10メートル防水 | 10メートル防水 | |
動作温度 | -10°C〜35°C | -10°C〜35°C | |
GPS | |||
②映像面 | センサー | 1/1.9 | 1/1.9 |
解像度@最大fps | 5.3K@60fps 4K@120fps | 5.3K@60fps 4K@120fps |
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最大ビットレート | 120Mbps | 120Mbps | |
画角 | HyperView|12mm SuperView|16mm 広角|16~34mm リニア |19~39mm リニア+水平ロックor水平維持|19~34mm | HyperView|12mm SuperView|16mm 広角|16~34mm リニア |19~39mm リニア+水平ロック/水平維持|19~33mm |
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最大FOV | 155° ※Maxレンズ(別売)が必要 | Max HyperView 177° ※Maxレンズ2.0(別売)が必要 |
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アスペクト比 | 16:9 4:3 8:7 | 16:9 4:3 8:7 |
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HDRビデオ | |||
GP-Log | |||
カラー | ナチュラル 鮮明 フラット | ナチュラル ビビッド フラット |
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ビット深度 | 8-bit 10-bit | 8-bit 10-bit |
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手ブレ補正 | オフ HyperSooth5.0 オン HyperSooth5.0 ブースト HyperSooth5.0 自動ブースト 水平維持 水平ロック | オフ HyperSooth6.0 オン HyperSooth6.0 自動ブースト 水平維持 水平ロック |
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マイク数 | 3 | 3 | |
定価 | 本体のみ | 54,800円 | 62,800円 |
マーカー部分が変更点です。
この表をベースに動画撮影の観点で重要なアップデート内容をまとめつつ、最後に買い替え推奨パターンをまとめることにします。
GoPro11⇒GoPro12 変更点はどこ?
主なアップデート内容
- 整理されて使いやすくなったメニュー画面
- Maxレンズ2.0でMAX HyperViewを実現
- 撮影時間2倍
- 本体下部のネジ穴追加
- HDR動画モード
- GP-Log対応
- HyperSooth6.0
- Bluetoothイヤホン&マイク対応
- アプリがレコーディング中のプレビューに対応
メニュー
見やすくなった設定画面
HERO11では「イージコントロール(オート設定に近い初心者用)」と「プロコントロール(マニュアル設定)」に分かれましたが、HERO12ではプロコントロールがそこからさらに整理が進みました。
本体デザイン
下部にネジ穴追加
HERO11までは本体と三脚や自撮り棒を直接接続することができず、やや利便性が欠けていました。
(接続するには追加アクセサリーが必要でした。)
HERO12からは本体下部にネジ穴(多くのカメラ機材で共通となる1/4インチサイズ)が追加されたことで必要なアクセサリーが減りました。
動作時間
撮影時間がHERO11の2倍に
バッテリー切れになるまでの時間が伸びました。
好条件が整えば2倍くらいになります。
バッテリー自体は変わっていないため、システムの修正やGPS機能削除による影響と思われます。
画角
Max HyperView & Max SuperViewに対応
Maxレンズモジュラー2.0を使うことによってより広い画角の撮影も可能になりました。
自撮り棒を使えば、自撮りで全身入るくらいです。
カラープロファイル
HDR動画モード
HDR写真モードはすでにこれまでの機種で搭載されていましたが、HERO12からはHDR動画モードが使えるようになりました。
白飛び対策のオプションとして使えるでしょう。
GP-Log対応
Log撮影を選ぶことで他の撮影モードよりも広いダイナミックレンジを残せるようになっています。
編集でカラーグレーグレーディングをしたい人にとってはフラットのほかにオプションが増えました。
(主にプロ向けのアップデートです。)
手ぶれ補正
HyperSooth5.0⇒6.0
GoProは新作を出すたびに手ぶれ補正のバージョンが上がります。
すでに完成度が高いこともあり、今回のアップデートでは性能にそこまで決定的な差はありません。
音声
Bluetoothイヤホン&マイク対応
GoProとBluetoothイヤホン・Bluetoothマイクなどをペアリングできるようになっています。
アプリ
レコーディング中のプレビューに対応
HERO9から録画中にプレビューができなくなっていましたが、改善されました。
GoPro11⇒GoPro12 残っている課題はどこ?
センサーサイズ
発売前はセンサーサイズアップが噂されていましたが、変わりませんでした。
熱停止
カメラに負担がかかる状態で撮影すると熱で止まってしまいます。
炎天下や高画質設定(ハイフレームレート撮影・手ブレ補正オン)など
フロントタッチスクリーンなし
多くのユーザーはフロントスクリーンのタッチ操作を望んでいると思いますが、相変わらず対応していません。
ライバル機となるDJI社のActionシリーズはフロントタッチスクリーンを搭載しているのでGoProファンはやや不満だと思います。
磁気マウンティング
マウンティングシステムが磁気対応すると付け外しがスムーズになるのですが、未対応となっています。
ライバルとなるDJIやInsta360では標準になりつつあるので、この点への対応も遅れが見られます。
Bluetoothによるマイク性能
Bluetoothイヤホン&マイクに対応したものの、肝心の音質が良くないため、使える場面は限られます。
また対応機器もそこまで多くありません(DJI MicやRode Wirelss Goなどに対応していない)。
とはいえ、デザインを変えるとこれまで使っていたアクセサリー等が使えなくなり、既存のユーザー離れが予想されるため、思い切った判断ができなくなっているのかなと感じます。

GoPro HERO12 Blackは買いなのか?
10以前のユーザーならあり
数世代前のGoProから買い替えるのであれば満足度は高いと思います。
アップデートによって使いやすく、画質的にもよくなっており、2世代以上前のモデルと比較すると進化を実感できるはずです。
数世代前との違い
- ダイナミックレンジ(暗所性能もやや改善)
- 解像度&フレームレートがアップ(5K@30fps⇒5.3K@60fps)
- 最大ビットレートアップ(100Mbps⇒120Mbps)
- アスペクト比8:7追加
- 10bitカラー対応(8bitカラー⇒10bitカラー)
- 写真解像度(20MP⇒27MP)
- プロセッサー(GP1⇒GP2)
- バッテリー(リチウムイオンバッテリー⇒Enduroリチャージャブルバッテリー)
さらにGoPro HERO9以降ならデザイン変更がない分、過去に買ったアクセサリーの多くは使い回せます。
11ユーザーなら
11から12にかけての大きなアップデートは「MAX HyperView」と「メニュー画面」だと思いますが、ここをどう捉えるかによります。
一部のユーザーにはかなり大きなインパクトがありそうですが、大半のユーザーは11を使い続けたところでそこまで影響がない気もします。
まだ使えるなら次回作を待っても良いのではないでしょうか?
新規で買うならOSMO Action4と比較したほうがいい
ライバル機種となるOSMO Action4のほうが使いやすさでは一歩リードしており、まずは2つを比較してみることをオススメします。
特に1台目のアクションカメラを選ぶということなら慎重に考えたほうが良い気がします。
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迷ってるならレンタルしてみるのもオススメ
↑ひらく
最後に
HERO12のポテンシャルを最大限に発揮するためにはMaxレンズモジュラー2.0を買わないといけないというのがけっこうネックとなる部分です。
なかなかいい値段なんですよね。
ただ、HERO11よりも本体の値段は下がったのでプラマイゼロくらいですが。
個人的には自己所有したいレベルではないので使う時はレンタルするつもりです。