Insta360 Xシリーズの新作が登場しました。
X3から約1年半を経て登場したX4ではどんなアップデートが見られたのでしょうか?
この記事の対象者
- Insta360 Xシリーズの購入を検討中だ
- X3とX4のどちらにするか悩み中
- 360度カメラを買い替えようか迷っている
- とにかく違いを確認しておきたい
この記事でわかること
- X3からX4のアップデート内容
- あなたはどっちを選ぶべきか
今回比較するカメラ
Insta360 X3
Xシリーズの3代目(2022年発売)。
使ってみた:Insta360 X3を半年弱使った正直なレビュー
Insta360 X4
Xシリーズの4代目。
360度動画で待望の8K撮影が可能になりました。
使ってみた:Insta360 X4のレビュー 2ヶ月使った時点の率直な印象(動画あり)
Insta360 X3 vs X4 比較表
さっそくですが、比較していきましょう。
Insta360 X3 | Insta360 X4 | |||
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発売時期 | 2022年9月 | 2024年4月 | ||
①デザイン面 | 重さ | 180g | 203g | |
サイズ | 46.0 x 33.1 x 114.0mm | 46.0 x 37.6 x 123.6mm |
||
バッテリー | 容量 | 1800mAh | 2290mAh | |
撮影可能時間 | 81分(5.7k@30fps ) | 135分(5.7k@30fps ) 75分(8K30fps) |
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SDカード | 最大1TB | 最大1TB | ||
タッチスクリーン | サイズ | 2.29インチ | 2.5インチ | |
素材 | 通常の強化ガラス | Corning® Gorilla® ガラス | ||
防水性能 | 10m防水 | 10m防水 | ||
動作温度 | -20℃ 〜 40℃ | -20℃ 〜 40℃ |
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ブルートゥース | 5.0 | 5.2 | ||
録画キャンセル | ||||
ジェスチャーコントロール | ||||
ボイスコントロール (日本語対応) | ||||
②映像面 | センサー(インチ) | 1/2 | 1/2 | |
絞り | f1.9 | f1.9 | ||
ISO | 100-3200 | 100-6400 | ||
画角(35mm換算) | 6.7mm | 6.7mm | ||
360度モード | 標準 | 5.7K@30/25/24fps 4k@60/30fps | 8K30/25/24fps 5.7K60/50/30/25/24fps 【画角】 メガ広角 超広角 デワープ |
|
アクティブHDR | 5.7k | 5.7k |
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暗所 | 5.7k |
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タイムラプス | 8k | 11k |
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タイムシフト | 5.7k | 8k |
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バレットタイム | 4k@120fps | 5.7k@120fps |
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スターラプス | ||||
ループ録画 | ||||
シングルレンズモード | 動画 | 4K@30/25/24fps | 4K@60/50/30/25/24fps 【画角】 アクション広角 超広角 デワープ |
|
FreeFrame | 4K@30/25/24fps 【画角】 Max広角 アクション広角+ 超広角+ デワープ+ |
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Meモード | 1080@60/50/30/25/24fps | 4K@30/25/24fps 2.7K@120/100/60/50fps 【画角】 Max広角 アクション広角 超広角 デワープ |
||
最大ビットレート | 120Mbps | 200Mbps | ||
カラー | 鮮やか 標準 LOG | 鮮やか 標準 フラット |
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手ブレ補正 | 6軸ジャイロスコープ (電子手ブレ補正) | 6軸ジャイロスコープ (電子手ブレ補正) |
||
オーディオ | ステレオマイク 外部マイク対応 | ステレオマイク 外部マイク対応 |
||
定価 | 60,520円 | 79,800円 |
両カメラの動画に関係するスペックを2つにざっくり分けてまとめてみました。
①デザイン面(ユーザーエクスペリエンス)
②映像面
マーカー部分が主な進化ポイントを意味しています。
Insta360 X4の進化ポイント
①デザイン面
本体サイズ
外観的にはX3とほぼ同じ印象を受けますが、サイズ感が微調整されています。
その中で厚さは注目に値するかと思います。
(厚くなったイコール隠れる部分が増えたことなります。)
例えば、X3では超長い自撮り棒を使ったときなどに隠れきらずに映り込んでしまうことがありましたが、その改善につながれば良いですね。
スクリーン
サイズアップ
スクリーンが大きくなって設定変更のしやすさや見やすさがアップしてます。
素材強度アップ
強化ガラスからGorillaガラスへの素材変更によって強度が増しています。
バッテリー
連続撮影時間アップ
新たなバッテリーは容量が大きくなりました。
8Kを選んでもこれまでとバッテリーの体感時間はほぼ変わらないです。
5.7k@30fpsでの比較では撮影時間が81分から131分へと67%アップしています。
熱対策
8K撮影に対応したことでボディの温度上昇⇒熱停止というリスクが高まりました。
その対策として2つの工夫があります。


USB
転送速度アップ
USB3.0が採用されています。
読込速度&書込速度がアップしています。
レンズガード
交換式レンズガードによるスクラッチ対策強化
360度カメラは特性上、両サイドにレンズがあるので扱いが大変です。
下手に置くと傷が付きやすく、いったん傷がついてしまうとメーカー修理が発生します。
X4からはよりスマートに装着・取り外しができる交換式のレンズガードが付属しています(ひねって着脱)。

- プレミアムレンズガード(左):6,000円
- 標準レンズガード(右):3,400円
カメラ制御
ジェスチャーコントロール追加
ジェスチャーによる録画開始・停止が追加されました。
AceProと同じ5nm AIチップが組み込まれており、AceProの便利な機能がX4でも使えます。
360度カメラは自撮り棒を伸ばした状態で録画ボタンを押そうとすると手が届きません。
ジェスチャーをトリガーにするのは理にかなっていると思います。
ボイスコントロールの日本語対応
日本語に対応しました。
対応外部マイク
使える外部マイクが増えました。
メーカー | モデル |
---|---|
RODE | Wireless GO Black version Wireless GO II VideoMicro VideoMic Pro |
DJI | DJI Mic |
XFAN | XFAN D1 |
BOYA | MM1 M1Pro |
SONY | UWP-D21 |
メーカー | モデル |
---|---|
RODE | Wireless GO II Wireless ME Wireless PRO VideoMic Pro+ VideoMic |
DJI | DJI Mic DJI Mic2 |
XFAN | XFAN D1 |
BOYA | M1Pro |
SONY | UWP-D21 |
Hollyland | LARK MAX LARK M1 LARK 150 |
Saramonic | Blink900 |
②映像面
画角
撮影時に各モードで画角が選べるようになりました。
360度動画モード
8K対応
最高解像度が5.7kから8Kへアップしました。
XシリーズはONE Xの時代からずっと5.7Kだったので待望のアップデートになります(約6年越し)。
最大200Mbps
ビットレートも上がっています。
ディティール部分も表現されており、ダイナミックレンジも広いです。
X3とX4で撮った動画素材を横に並べて見比べれば、画質的に違うことがわかるはずです。




フレームレートアップ
5.7k@60fpsまで上がりました。
X3のスロー素材は画質的にあまり実用性が高いとは言えませんでした。
X4の360度動画のスロー撮影素材であれば、画質的にも使えるレベルです。
クリエイティブな撮影をしたい人にとって60fps対応は朗報と言えるアップデートでしょう。
※映像のスピードを部分的に落としたい時(スローに見せたい時)などはフレームレートを上げて撮ります。
シングルレンズモード(片方のレンズだけで撮影するモード)
シングルレンズモードを使って撮影すれば、リフレーミングしなくて済みます。
(シングルレンズモードには動画・FreeFrame Video・Meモードなどがあります。)
フレームレートアップ
動画モードの解像度は引き続き4Kまでですが、フレームレートは60fpsまでアップしました。
スローモーション撮影での使い道が増えたことになります。
Meモード(常に人物中心の構図で撮影できるモード)が4K対応
MeモードはX3では最高解像度が1080pでしたが、X4からは4Kに対応しています。
FreeFrame Videoは新規追加
X3にはなかったFreeFrame Modeが使えるようになりました。
Insta360 X4の課題点
X5以降で改善が期待される部分です。
バッテリー
Xシリーズは毎回バッテリーが変わってますが、次のモデルで使えなくなると気分的に思い切って追加バッテリーを購入できません。モデルが同じならシームレスに使えるようになれば良いですね。
センサーサイズ
「X4を出すならさすがに解像度は上げてくるはず。だとすればセンサーサイズを変更するのかな」と予想していました。
解像度は上がりましたが、センサーサイズは変わりませんでした。
画質はGoPro・DJI Osmo Action4・Insta360 Ace Proといった最新のアクションカメラ未満ということです。
やはり、暗所性能やダイナミックレンジ・カラー深度など表現力を次のレベルにもって行くためにセンサーサイズ変更は不可避だと思います。
レンズガード
レンズ部分の保護は必要ですが、画質や水中撮影などに影響があります。
今より使いやすくなることが期待されます。
Insta360 X3 vs X4 どっちを選ぶ?
Insta360 X4を選んだほうがいいパターン
- 使いやすい360度カメラを求めている
- 最高画質で360度動画を撮影したい
- スポーツなどアクションを伴う撮影に使う
使いやすい360度カメラを求めている
予算を考慮せず今のタイミングで360度カメラを買うならX4で間違いありません。
ほかの360度カメラは発売からしばらく経過しており、ユーザビリティはX4が最高です。
X4以外の360度カメラ
Insta360 ONE RS, X3, GoPro Maxなど
X4はデザイン的にX3から大きく変えてないので使った時の満足度は引き続き高いと思います。
別名「Insta360 X3 Pro」と呼べる商品でしょう。
他の360度カメラから買い替える人はもちろん、360度カメラがはじめての人にもおすすめできます。

最高画質の360度動画撮影用カメラを求めている
X4は360度動画を現時点の最高画質で撮影できるカメラです(8k@30fps)。
(ただし、「写真撮影」に関してX3とX4で差がほとんどありません。)
スポーツなどアクションの撮影に使う
360度動画を5.7k@60fpsで撮影できる点でX3よりアクションシーンに適したカメラとなっています。
スポーツやダンスなどはスローで使うことがあると考えられます。
(例えば、60fpsで撮影して30fpsのタイムライン上で編集すると再生スピードを落として使うことができます。)
Insta360 X3でもいいパターン・X3のほうがいいパターン
- とりあえず360度撮影しやすいカメラを探している
- スポーツでの利用を考えていない
- 縦動画でのみ使う
- 編集環境が整っていない
- 予算が限られている
X4で新規に追加された機能はあるものの、できることはX3とほとんど変わってません。
最高画質&ハイフレームレート撮影を必要としないならX3でもまだまだ十分に楽しめます。
特に縦動画(TikTok・YouTube short)で使ったり、身内だけで楽しむ分には高解像度を必要としないのでX3のスペックで間に合うはずです。
X4で8K動画を撮るとX3よりもデータが重くなるのも見逃してはいけないポイントです(ビットレート設定を最高にして撮ると1分あたり1.5GB)。
編集機材&ストレージ環境(ハードドライブ等)が整っていないと逆に首を締めることになります。
解像度 | ビットレート | 1分あたりのデータ |
---|---|---|
8K30fps | High | 1.5GB |
Standard | 1GB | |
5.7K30fps | High | 700MB |
Standard | 500MB |
X4の発売によってX3の価格は下がっています。
「X4は高すぎる」と感じたらコスパのいいX3という判断もオススメです。
よくある質問
X3ユーザーは買い換えたほうがいい?
使用頻度が高いなら買い替え推奨
しばらく5.7k止まりだった画質が8Kになり、5.7kで60fps撮影が可能になったのは画期的です。
レギュラークラス(1軍)のカメラとして使っている人にとっては買い替えに値するアップデートと言えるでしょう。
(X4は現時点でフラッグシップモデル的なポジションです)
例えばですが、「Ⓐ他のカメラで撮った4K動画」と「ⒷInsta360 X3で撮った5.7k360度動画」を一緒の動画内で使うと、大きな画面で見た時に画質の差が目立ってました(Ⓑは粗さがあります)。
X4で8K撮影すれば、その差は目立たなくなり動画の質が上がります。
X3は故障時のバックアップとして使ったり、X4の購入代金の足しにしてしまいましょう。
参考|Insta360を積極的に買取しているサービス
※上記の買取サービスは登録せずに参考見積価格を見ることができて便利です。
(他のサービスはいちいち入力内容が多くて使いづらいです。)
サブカメラとして使っているなら様子見
頻度が高くないならまだ全然使えるレベルなのでもうちょっと待ってみても良いでしょう。
本体以外にアクセサリーを追加するとけっこう費用も結構かかりますし、他にもっと魅力的なカメラが出てくるかもしれないですからね。
X3は最低でもあと1年は使えるはずです(X3は現時点で360度カメラのエントリーモデルと言えます)。
ちなみに360度カメラをすでに持っているなら他に投資したほうが充実します。
例えばですが、Insta360 XシリーズにInsta360 Ace Proが加えるなど。
AceProが追加されれば、もう少しラフに使ったり、暗所撮影をしたりと幅が広がります。
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Xシリーズに必要なアクセサリーは?
「自撮り棒」はXシリーズにおけるマストアイテムです。
付属のレンズガードもありますが、「レンズキャップ」も使うはずです。
本体と同時に買っておきましょう。
アクションカメラで使えるSDカードを持っていなければ「SDカード」も必要です。
それ以外は使っているうちに必要に応じて買い足すことをオススメします。
本体購入時の付属品
参考|Xシリーズで試したアクセサリーをレビューしました
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Insta360はどこで買うのがいいのか?
公式サイトです。
理由1パッケージ販売されていて便利
Insta360 X4は撮影目的に合わせて追加アクセサリーが必要になります。
Insta360公式サイト
だと目的ごとにパッケージで販売されており、必要なアイテムがいっぺんに揃って便利です。
Insta360X4のキット
通常版 / スターターキット / プレミアムレンズガードキット / バイク撮影キット / 見えない潜水キット / 自転車撮影キット / スノーボードキット / スキーキット / パワーキット / クリエーターキット / No Drone No Problem キット
理由2保証の観点
アクションカメラは常に故障とは隣り合わせなので、他のガジェット以上に保険は重要になります。
公式だと安心感が違います。購入時に保証に入っておけば往復送料無料で修理を受けられます。
Insta360公式サイトへ飛びます
レンタルしてから判断するのもオススメ
これまでアクションカメラを何台も使ってきた経験上、迷っている人や慎重に判断したい人にはまずレンタルしてみることをオススメしてます。
しっかり使った上で納得して買うと失敗しません。
急いでなければぜひ下記のページも参考にしてください。
Insta360のレンタルサービス|どこで借りるのが正解?(比較表付き)
↑ひらく
最後に
それぞれのカメラで撮った参考動画を置いておきます。