今回はGO3とX3を比べてどっちを選ぶかという観点でまとめます。
この記事の対象者
- アクションカメラの購入を検討しはじめた
- Insta360 GO3とX3が気になっている
- 自分の使い方にマッチするほうを知りたい
この記事でわかること
- 各カメラの強み・弱点
- あなたに向いているのはどちらか
今回比較するカメラ
Insta360 GO3
Insta360 GOシリーズのコンセプトは世界最小のアクションカメラです。
Goシリーズの3作目となるGO3はケースが大幅に進化しています。
レビュー記事:Insta360 GO3のレビュー|3ヶ月使ってみた結果(動画あり)
Insta360 X3について
Insta360 Xシリーズは360度動画がメインのアクションカメラです。
Xシリーズの3作目となるX3では360度モード以外にシングルレンズ(標準動画)モードが強化されました。
レビュー記事:Insta360 X3を半年弱使った正直なレビュー
Insta360 GO3 vs Insta360 X3 比較表
Insta360 GO3 | Insta360 X3 | |||
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発売時期 | 2023年6月 | 2022年9月 | ||
①デザイン面 | 重さ | 35.5g(本体) 96.3g(ケース) | 180g | |
サイズ | 63.5 x 47.6 x 29.5mm(ケース) | 46.0 x 33.1 x 114.0mm | ||
バッテリー | 310mAh 1270mAh 本体のみ45分 ケース併用時Max170分 | 1800mAh 5.7k@30fps 81分 |
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ストレージ | 内蔵式 32GB 64GB 128GB | SDカード式 最大1TB |
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タッチスクリーン | 2.2インチ | 2.29インチ | ||
磁気マウントシステム | ||||
ボイスコントロール | ||||
防水性能 | 5m防水 IPX8 | 10m防水 IPX8 |
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クイックメニューボタン | ||||
振動フィードバック | ||||
②映像面 | センサー(インチ) | 1/2.3 | 1/2 | |
画角(35mm換算) | 11.24mm | 6.7mm | ||
360度動画 | 解像度@フレームレート | 5.7K@30/25/24fps 4k@60/30fps |
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標準 | ||||
HDR | アクティブHDR |
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タイムラプス | 8k |
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タイムシフト | ||||
バレットタイム | 4k@120fps |
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Meモード | ||||
ループ録画 | ||||
標準動画 | 解像度@最大フレームレート | 2.7K@30fps 1440p@50fps 1080p@50fps | 4K@30fps 3.6k@60fps |
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最大ビットレート | 80Mbps | 120Mbps | ||
カラー | フラット 標準 鮮やか | LOG 標準 鮮やか |
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手ブレ補正 | オフ 標準 高 最大 | FlowState ※基本的にオート |
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マイク | マイク穴2つ 外部マイク接続✗ | マイク穴4つ 外部マイク対応 |
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定価 | 32GB|57,500円 64GB|60,500円 128GB|64,800円 | 68,000円 |
Insta360 GO3の特徴
- 親指サイズのポータビリティ
- 素早い装着&ノーストレス
- 手ブレ補正をレベル設定できる
- 撮影からアップまでがスムーズ
- アクセサリー付属
- SDカードが使えない
- スペアバッテリーで使えない
- 画角が狭い
- 外部マイクが使えない
Insta360 GO3を選ぶメリット
親指サイズのポータビリティ
GO3はポケットに入るサイズ感(Airpods程度)に加えて、カメラ部分がマグネットでマウントできることから最低限の持ち物でも使いやすい機種です(それこそ撮る予定がなくても持っていけます)。
一方、X3だと本体以外のアクセサリー(自撮り棒や三脚など)も必要になるのでGO3ほど気軽に持ち出すことはないかもしれません。
素早い着脱(ノーストレス)
磁気マウントシステムによってアクセサリーの着脱が瞬時にできます。
しかも軽いのでマウントする場所も無限大。ドアとか柱とか、案外、マグネットってそこら中にあるんですよね。
購入時についてくる付属アクセサリーが充実していることもあり、普通のカメラと比較して色々なアングルからの撮影を楽しめます。
装着時もほぼノーストレスです。
手ブレ補正のレベルを設定できる
GO3は手ブレ補正のレベルを4段階から選べます。
撮影からアップまでがスムーズ
GO3で撮影した動画はアプリで簡単にSNS等にアップできます。
360度動画と違って編集(リフレーミング作業)は必ずしも必要としないので、撮ってから共有までがスムーズです。
アクセサリー付属
GO3は通常版でも購入時にアクセサリーがついてきます。
単なるおまけの付属品というよりは一つ一つが実際に活躍するアイテムばかりなのでお得感があります。
Insta360 GO3を選ぶデメリット
SDカードが使えない
外部ストレージに対応していないため、こまめにバックアップをとる必要があります。
X3のようにマイクロSDカード式なら外出時にストレージが満杯になってしまっても買い足して難を逃れるみたいな荒ワザが通用しますが、GO3ではそれができません。
スペアバッテリーで使えない
GO3はバッテリー内蔵式のため、予備バッテリーをいくつか持っておいて運用することができません。
一応、モバイルバッテリーで給電しながらの撮影もできますが、メーカーでは非推奨となっています。
画角が狭い
GO3は超広角まで対応しており、一般的に言えば十分ですが、X3と比較すれば撮れる範囲は狭いです。
解像度のMaxが2.7K
GO3で撮った動画はX3よりも画質が低くなる可能性があります(X3の標準動画は4Kで撮れるため)。
外部マイクが使えない
GO3はマイクの性能がそれほど良くないのに加え、外部マイク接続にも対応していません。
X3はその点、外部マイクが接続できるので音質もしっかり残したい時には有利です。
(ただ、どうしても音質にこだわるのであれば、ワイヤレスマイクで音源を別どりして力技であわせるみたいなことはできます。)
Insta360 X3の特徴
- 360度動画
- 4K標準動画
- 長時間撮影も対応できる
- サイズ感・重さ
- リフレーミング作業の手間
Insta360 X3を選ぶメリット
360度動画
やはり360度動画を撮れるのがこのモデル最大の魅力です。
360度動画なら広範囲を記録しておいて撮影後に必要な部分だけを使うことができます。
また、撮影が苦手でもフレームアウトして撮り逃がすことはありません。
自撮りなのに全身がフレームインさせられるのも面白いです。
標準動画が4K
X3でもGO3のような動画を撮ることができます。
さらに4K対応なので同じ条件下で撮るならGO3よりもキレイに撮れる可能性が高いです。
長時間撮影も対応できる
X3ならスペアバッテリーやSDカードを使えるのでより長い時間の記録に使うことができます。
Insta360 X3を選ぶデメリット
サイズ感・重さ
GO3はドローンに乗せたりとか装着してハンズフリーで使うのにも向いていますが、X3でまったく同じことができるかと言えば難しかったりします。
やはりGO3だからこそできることもあるわけで、その点はあきらめる必要があります。
リフレーミング作業
360度動画はリフレーミング作業(360度素材から使いたい部分を選ぶ作業)が発生するため、アップするまでの流れがGO3ほどシンプルにはいきません。
Insta360 GO3はこんな人にオススメ
- 小さいカメラを求めている
- 目立たずに使いたい
- SNSなどに気軽にアップしたい
- 編集機材のスペックが高くない
小さいカメラを求めている
サブカメラとして小さいカメラを探しているようなケースだとGO3は便利です。
高解像度で撮りたいものはメインのカメラを使いつつ、逆にGO3はサイズ感や防水性といった特長を生かすことができれば2つのカメラが補完しあって活躍できます。
身につけて1人称視点の動画を撮るのにも向いていますが、ほとんど装着ストレスがないので他のカメラだと無理なスポーツ(球技など)もできますし、手が離せない子育てとかペットの世話中にも使えるでしょう。
目立たずに使いたい
GO3で撮ると威圧感がないのでまわりの目を気にすることなく使えます。
すぐに送りたい
GO3で撮った動画はアプリから送ったり、SNSにアップするのが簡単です。
編集機材のスペックが高くない
GO3はX3と比較するとデータ量が軽く、編集もそこまで大変ではないため、スマホやPCのスペックが高くなくても使えます。
Insta360 X3はこんな人にオススメ
- できるだけ良い画質と音質を求めている
- 360度動画も撮りたい(リフレーミング作業が苦じゃない)
- 水中で使いたい
できるかぎり良い画質と音質を求めている
適切な使い方をすれば、X3のほうが高画質&高音質で記録できます。
360度動画も撮りたい
GO3では360度動画が撮れないため、必然的にX3になります。
360度動画だとリフレーミング作業にひと手間かかりますが、そこを許容できるならX3は楽しく使えます。
水中で使いたい
防水性能はX3が上回っています。
Insta360セール(2025年1月15日まで)
セールの主な対象モデル
- Insta360 X4
- Insta360 GO3S
- Insta360 Ace Pro & Ace
- Insta360 GO3
- Insta360 X3
- Insta360 ONE RS ツイン
- Insta360 ONE RS 4K
- Insta360 Flow
迷ってるならレンタルもオススメ
使ってみてから判断するのも手です。
↑ひらく
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「レンタルした後に買うことになったら損じゃん」と考えるかもしれませんが、最近はレンタルしたものを気に入ったらそのまま返送せずに買取りできるサービスもあります。
自分の前に何人か使っている可能性は否定できませんが、使用感を確かめられること・買取時には定価より安く入手できることなどメリットもあるため、総合的にみて悪くないと思います。
Insta360をレンタルできるサービスをまとめています
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最後に
今回はInsta360を1台だけ選ぶならという観点で比べてみました。
選ぶ際の参考になれば幸いです。