GoPro HERO11とOSMO Action3がほぼ同時期に発売されました。
見た目が似ているわりに、価格差はあったりしてアクションカメラ初心者にはその違いがわかりにくいかもしれません。
今回はそれぞれを比較してみます。
この記事の対象者
- アクションカメラの購入を検討しはじめた
- GoPro HERO11とOSMO Action3で迷っている
- 良い点だけじゃなくてビミョーな点も把握しておきたい
- 自分に合うほうを知りたい
この記事でわかること
- 各カメラの強み・弱点
- あなたに向いているのはどちらか
今回比較するカメラ
GoPro HERO11 Black
アクションカメラの中心的存在GoProの2022年モデルです。
GoProの主な特長
- アスペクト比8×7に対応(動画の縦横を後から決められる)
- 手ブレ補正性能
- 5.3K対応
OSMO Action3
DJIがAction2の後継機として発表したのは1世代前のOSMO Actionのデザインに先祖返りしたカメラでした。
OSMO Action3の主な特長
- 低価格
- デュアルタッチスクリーン
- マグネティックマウンティングシステム
- 高い防水性
- 高性能バッテリー(長時間・耐寒)
GoPro HERO11 vs OSMO Action3 比較表
| GoPro11 Black | OSMO Action3 | ||
|---|---|---|---|
| 発売時期 | 2022年9月 | 2022年9月 | |
| ①デザイン面 | 重量 | 153g | 145g |
| サイズ | 71.8 × 50.8 × 33.6 mm | 70.5 × 44.2 × 32.8 mm | |
| バッテリー | 1720mAh 48〜128分 | 1770mAh (最大160分:1080p@30fps) |
|
| ストレージ | SDカード最大512GB | SDカード最大256GB | |
| スクリーン | 背面タッチスクリーン | デュアルタッチスクリーン | |
| プリセット(カスタム登録) | |||
| 防水性能 | 10メートル防水 | 16メートル防水 |
|
| 耐寒性能 | マイナス10°C | マイナス20°C |
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| マウント設計 | ネジ式 | マグネット式 | |
| ②映像面 | センサー | 1/1.9 | 1/1.7 |
| 解像度@最大fps | 5.3K@60fps 4K@120fps | 4K@120fps | |
| 最大ビットレート | 120Mbps | 130Mbps | |
| 画角 | HyperView|12mm SuperView|16mm 広角|16~34mm リニア |19~39mm リニア+水平維持|19~34mm FOV138° | 超広角|12.7mm 広角 標準 FOV155° |
|
| カラー | フラット ナチュラル 鮮明 10bitカラー | 標準 D-Cinelike 10bitカラー |
|
| 手ブレ補正 | HyperSooth5.0 水平ロック | Rocksteady 3.0 HorizonBalancing 45°まで水平維持 HorizonSteady ≒ 水平ロック |
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| 定価 | 本体のみ | 78,000円 (サブスクだと62,000円) | 49,500円 |
| 本体+アクセサリーセット | 90,960円 | 66,000円 | |
GoPro10⇒GoPro11前作からの主な変更点(アップデート)
- センサーサイズ変更
- HyperView追加
- 狭角は削除
- アスペクト比8×7追加
- 10bitカラー
- Enduroバッテリー標準装備
GoProは映像面を中心にアップデートしてきたことがわかります。
デザイン部分では特に大きな変更がなく、唯一あったのは付属バッテリーが従来のバッテリーよりもスペックが高くなったことくらいです。
- 対応できる温度範囲に広くなった
- 充電時間が短縮
- 撮影可能時間が伸びた
特に寒いところでのバッテリーパフォーマンスを高めるための変更になります。
Osmo Action⇒Osmo Action3前作からの主な変更点(アップデート)
- デュアルスクリーン
- マグネット式のマウント設計
- 防水・耐寒性能
DJIはGoProと別の方向性で進化してきました。主に撮影時のユーザー体験(デザイン面)に関する部分が中心です。
※DJI Action2とはかなり方向性が違うカメラなので、初代Osmo Actionからの変化した部分という意味です。
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ここからは比較表をもとに両カメラの動画撮影における特徴(良い点悪い点)を紹介します。その後、それぞれのカメラに向いているパターンをまとめることにします。
GoProの特徴|Pros and Cons
Pros|良い点
5.3K対応
Action3は4Kまでなのに対しGoProは5.3Kまで対応しています(GoProはもともと5.3K対応なのでこれは新しい変更ではありません)。
アスペクト比8×7対応
新しいセンサーサイズになったおかげで映像面でいくつかの進化が見られます。
HyperView追加
より広角が撮れるモードが新たに追加されました(逆に狭角モードはなくなりました)。
縦横気にせずに撮れる
アスペクト比8:7のモードで撮影しておけば、後から縦動画としても横動画としても使えます(一つのクリップを様々なSNSに使えるため、重宝しそうです)。
水平ロックに対応
360度回転させても元の水平レベルをキープできます。
(Hero10はカメラが回転しても45度までなら水平維持できましたが、Hero11からはたとえカメラがひっくり返ったとしても水平を保つことができます。)
※これはAction3にもついている機能です(HorizonSteady)。
手ブレ補正力が高い
センサーサイズ変更で画面に映らない余白部分が広くなり、結果として手ブレ補正が高くなっています。
画質がより精細に撮れる
前作まで8bitカラーだったのが、10bitモードで撮れるようになりました。各ピクセルがより多くの情報を持っているので、これまでよりもカラーグレーディングの幅が広がったことを意味します。
- 10bitカラー:1000億色
- 8bitカラー:1600万色
※Action3は現状8bitカラーですが、近いうちにアップデートで10bitカラーに対応するそうです。
アクセサリーが豊富
様々なサードパーティがGoPro用アクセサリーを開発しています。アクセサリーの豊富さで見るとAction3よりも選択肢の幅は広いです。
Cons|悪い点
外部マイクを使うのは相変わらず面倒
外付けマイクを使いたい場合、別売のメディアモジュラーか3.5mmオーディオジャックが必要です。
Action3はDJIマイクがあるおかげてワイヤレス外部マイクを使うのも便利なんですが...。GoProは音にあまり注力する気がないのかもしれません。
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デュアルタッチスクリーンなし
Action3は前面と背面がデュアルでタッチスクリーン対応してますが、GoProは背面のみです。
ネジ式のマウント設計
三脚やアクセサリーに取り付ける時にネジ式だとどうしても時間がかかります。
※サードパーティ製のアクセサリーを使えば、マグネット式に変換することは可能です。
防水性能が低い
防水性能はAction3よりも低いです。まあ、カバーに入れれば関係ないですけど。
耐寒性能が低い
デフォルトでEnduroバッテリーになったものの、じつはAction3よりも寒い環境に弱いです。
価格が高い
Action3と比較して約3万円もの差があります。
OSMO Action3の特徴|Pros and Cons
Pros|良い点
コンパクトなデザイン
サイズ感に大差はないものの、マグネット式マウンティングシステムやマイクシステム、バッテリーチャージャーなど総合的に見てAction3のほうが荷物を減らすことができるデザインになっています。
カジュアルなユーザーにとっては少しでも荷物も減らせたほうが便利ですよね。
デュアルタッチスクリーン
前のスクリーンもタッチ式になっており、自撮り時にも設定変更がしやすくなっています。
バッテリー性能が高い
バッテリーパフォーマンスがGoProよりも高いです。
- 最長160分:長時間撮影が可能
- 急速充電対応(別売のDJI 30W USB-C充電器ならバッテリー80%まで18分で充電完了し、2時間撮影可能)
- 熱停止に強い
4K60fpsや4K120fpsの撮影時にも熱によって使えなくなる心配があまりないです。
マグネット式マウンティングシステムが便利
ネジの代わりにマグネット方式を採用しており、三脚や他のアクセサリーにマウントする際にワンタッチでつけ外しできます。
アクションカメラは複数のマウントを使うことも多いので一般的なネジ方式と比較して、かなりの時短効果が期待できます。
アクセサリー類が洗練されている
バッテリーチャージャーやワイヤレスマイクなどDJI純正のアクセサリーはApple製品のように完成度が高いです。
DJIマイクとのエコシステムによってGoProのように他のアクセサリーを必要とせずにワイヤレスマイクを使えます。完全無線状態できれいな音が撮れるのは素晴らしいですね
ちなみにバッテリーチャージャーはアドベンチャーコンボに含まれます。
防水性能と耐寒性能が高い
GoProよりも本体の防水・耐寒の性能が高いです。
安い
保険(DJI Care Refresh)を含めてもGoProより安く購入できます。
Cons|悪い点
画質はGoProよりもやや低い
GoPro HERO11とAction3の画質を横並びで見ると細部の再現性が若干、見劣りします。
GoProに向いているパターン
少しでも高い解像感で撮りたい
5.3K・10bitカラーによってAction3よりも高い映像品質で撮影できます。
また、GoProのほうが写真も高解像度(27MP)です。Action3の写真は12MP。
SNS用の動画撮影に使いたい
GoProは8:7で撮影しておけば、編集時に縦横をを決めれます。これによってどのプラットフォームにも一つの動画で対応できるのでかなり楽になります。
Osmo Action3で縦動画を撮りたいと思ったら撮影時にカメラを縦向きにする必要があるので効率性は大きな違いがあるでしょう。
迷ってるならレンタルしてみるのもオススメ
↑ひらく
 
OSMO Action3に向いているパターン
必要十分なスペックのアクションカメラを手頃な価格でほしい
GoProと価格差がかなりあるので、映像は若干劣る部分がありますが、それでも4Kで超広角も撮れ、最低限の撮影には十分なカメラです。
長時間撮影をしたい
バッテリー性能と熱に強いので長時間でも落ちることなく安定して撮影できます。
スポーツ時に使いたい
スキューバーダイビングに
高い防水性能・水中でのタッチスクリーン感度・色温度キャリブレーション※など、Action3には水中での撮影に最適な仕様になっています。
※水中深くでのスキューバダイビングやフリーダイビングなど複雑な照度環境下でも、ホワイトバランスとAE(自動露出)をスマートに調整し、正確な色合いを再現します。
スキー・スノボに
耐寒性能的にAction3のほうが寒いところに強いです。雪山ならマイナス10度を下回ることもあると思いますが、GoProだともしかしたら止まるかもしれません。
迷ってるならレンタルしてみるのもオススメ
↑ひらく
最後に
どちらを選ぶかは最終的には使用する場所や方法、状況など人によって異なります。
僕の使い方ならはどっちを選んだとしても、目的を達成できそうなのでコスパでAction3を選ぶかもしれないですね。
もちろんGoProの映像も捨てがたいですが、正直、価格差ほどの差はないんじゃないでしょうか?というのが個人的な感想です。

