GoPro Hero10が発売されてしばらく経ちました。
そうなるとHero9の値段が下がるので、安くなった9にするか10にするかで迷う人も出てくるでしょう。
僕は現在、Hero9を使っていますが、Hero10を実店舗で触ったり、レビュー情報を見てわかったことをもとに比較しつつ、考えをまとめてみます。
▼ HERO11が発売されたため、10と11の比較をしました。
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GoPro Hero 9vs GoPro Hero 10の比較表
Hero9 | Hero10 | |
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発売時期 | 2020年9月 | 2021年9月 |
プロセサー | GP1 | GP2 |
解像度@最大fps | 5k@30fps 4k@60fps 2.7k@120fps | 5.3k@60fps 4k@120fps 2.7k@240fps |
重量 | 158g | 153g |
カラーモード | フラット GoProカラー | フラット ナチュラル 鮮明 |
手ブレ補正 | HyperSmooth3.0 | HyperSmooth4.0 |
水平維持角度 | 27度まで | 45度まで |
本体定価(サブスクなし) | 54,000円 | 64,000円 |
GoPro Hero 9から10になって進化したポイント
プロセサーが進化
Hero9で使われていたプロセサーは6,7,8と同じものですが、Hero10からはハイスペックのものが使われるようになりました。
これによってHero10で改善したのは主に以下の内容です。
- Hero9より高画質・高フレームレートで撮影可能
- Hero9より電源ボタンを押してからの立ち上がりがコンマ1~2秒くらい早い
- Hero9よりタッチスクリーンの反応が早い(なめらか)
カラーモードが増えた
9まではフラットとGoProカラーの2種類だったカラーモードにもう一つナチュラルが、追加されました。
- フラットはそのまま
- ナチュラルが新規追加
- GoProカラー ⇒ 鮮明にネーミング変更
ナチュラルというのはフラットと鮮明の中間の位置付けで、肌の色味がナチュラルということだと思います。
HyperSmoothが進化
電子的に画像安定化の処理をするHyperSmoothのバージョンがが3.0から4.0にアップしてます。
すでに3.0でも十分な印象があるので驚くほどの進化という感じではないかもしれません。
水平維持角度が増加
本体のみで水平維持できる角度が広がりました。
Maxレンズモジュラーはアップデート待ち
9から対応したMaxレンズモジュラーを使えば360度の水平ロックと155度の超広角撮影ができますが、10での仕様はアップデート待ちとなっています。
撮影できる画角がさらに広がる可能性がありますが、どうなるのでしょうか?
アップデートは11月の予定です。
レンズカバーの素材が良くなった
防水性能がアップしたり、スクラッチとかゴーストに強くなっているようです。
軽くなった
スペック上は5gだけ軽量化してます。
ただ、実際は本体の重さは変わってなくてバッテリーの蓋が軽くなっただけのようです。これはあまり大きな進化とは言えない気もしますね。
GoPro Hero 9から10になっても進化してないところ
マイク性能
音もしっかり撮りたい場合には別途マイクモジュラー等を使ったほうが良いです。
GoProのマイクについては別のページ書きました。
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暗所性能
GoProは暗所だと極端にノイズが入ってしまいます。進化を期待していますが、ほとんど違いが見られていません。
熱暴走
高画質・高フレームレートの設定で長時間録画すると熱暴走してしまいます。
夏とか気温が暑い季節だと止まりやすいです。
(大体20~30分くらいのイメージで短時間だと問題は起きないはず)
この問題については小さいカメラにはつきまとう問題なのでGoPro特有というわけではないんですが。
他のアクションカメラも長いクリップを撮ると途中で止まりやすいです。
アプリの質
相変わらずクオリティは高くないです。
本体とスマホを接続するのに毎回苦戦しますし、録画中にアプリでプレビューできなかったりするなど、色々問題は残っています。
サイズ
GoProは8から9になる時に大きくなりましたが、9⇒10ではサイズが維持されています。
8⇒9で使えなくなったアクセサリー類もあることからサイズが変わらなかったのはむしろ評価できると思います。
2022年に買うならどっち?
お買い得感をとるなら⇒9
9から10にかけて進化した部分はぶっちゃけそこまで必須ではなかったりします。
9を使っていて「絶対買い換えたい」と思ったのは恐らく一部の人だけです。
なのでコスパを考えて今から9を買ってもまったく問題はないでしょう。
現時点の最高スペックを求めるなら⇒10
なんだかんだ言って進化しているので、9でできることは10でできます。
スペックは9より10のほうがいいということです。
特に4k120fpsや5.3k 60fpsは10じゃないと撮ることはできません。
ただ、その差額として1万円プラスアルファを払う価値があるのかどうか。
それをどう考えるかという問題になります。
ちなみに僕がはじめてGoProを買うとしたらHero10を買ってると思いますが(性格的に新しいものが好きなので)。
8以前のGoProを使っているなら⇒10
今まで3台使ってきた経験から言うと、GoProは2世代前のモデルなら全然使えます。
なので8よりも前の7とかを使っている人が買い換えるならこのタイミングかもしれません。
ただ、アクションカメラはGoPro以外の選択肢も増えていると感じており、GoProだけにこだわる必要もないという気がします。
もうちょっと他のカメラも知ってから選ぶと後悔が少なそうです。
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最後に一言
僕は今のところ、Hero9から買い換える予定はありません。
GoProは奇数バージョンのほうが期待できると言われているので11を待ってみます。