すでにGoProのようなスタンダードなアクションカメラを持っている人が2台目に狙うべき機種を考えてみました。
結論は360度カメラとしておなじみのInsta360 ONE X2です。
ONE X2は従来のカメラにはできない仕事ができるので、GoProの他に似たようなカメラを持つよりも映像のバリエーションが増えます。
このページ内で取り扱うアクションカメラ
GoPro HERO10 Black
クラシックなアクションカメラ(2021年モデル)
GoProが活躍する場面(優れている点)
シンプルで頑丈
大きなスクリーン
ハイフレームレート撮影可能
Insta360 ONE X2
Insta360 ONE Xの後継機となる360度カメラ
Insta360 ONE X2が活躍する場面(優れている点)
撮り逃がしがない
ドローン風ショット(手ブレなし)
優れたAI編集
GoPro HERO10 Black vs Insta360 ONE X2 スペック表
GoPro10 Black | Insta360 ONE X2 | |
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発売時期 | 2021年9月 | 2020年11月 |
サイズ | 153g | 149g |
バッテリー | 48〜128分(1720mAh) | 80分(1630mAh) |
ストレージ | 最大512GB | 最大1TB |
防水性能 | 10メートル防水 IPX8 | 10メートル防水 |
スクリーンサイズ | 1.4インチ(前面) 2.27インチ(背面) | 不明 |
センサー(インチ) | 1/2.3 | 1/2.3 |
解像度|通常撮影 | 5.3K 60FPS 4K 120FPS 2.7K 240FPS | 1440P 50FPS フルHD 50FPS |
解像度|360度撮影 | 非対応 | 5.7K 30FPS 4K 50FPS 3K 100FPS ※ただし、実質フルHDレベル |
最大ビットレート | 100Mbps | 100Mbps |
画角 | SuperView|16mm 広角|16~34mm リニア |19~39mm リニア+水平維持|19~34mm 狭角|27mm | 150度 |
色味 | フラット ナチュラル 鮮明 | LOG 標準 鮮やか |
手ブレ補正 | 電子手ブレ補正 (HyperSooth4.0) | 電子手ブレ補正 (FlowState) |
オーディオ | ステレオマイク 外部マイク対応 | 外部マイク対応 |
定価 | 64,000円(本体のみ) 70,000円(本体+アクセサリーセット) 54,000円(サブスク) | 55,000円 |
両カメラの動画撮影におけるスペックをざっくりまとめて見たものの、数値だけではいまいちピンとこないですね。せいぜい「解像度が違うんだな」「ONE X2はスロモ撮影が苦手なんだな」「360度撮影の有無」という程度です。
でも、実際に使ってみると、もうちょっとハッキリとした特徴というか、ONE X2が輝く部分というのもあります。
ここからは単なるスペック表ではなかなか見えてこない点も含めて、もうちょっと具体的に取り上げます。
ONE X2のストロングポイント
GoProでは撮れない動画が撮れる
360度カメラが優れている点としては、多人数での撮影や予想外の映像撮影が可能なことです。
例えば、4人が向かい合って座っているとしましょう。その時、テーブルの真ん中にONE X2を1台置いておくだけで編集時にフォーカスしたい人物だけを切り取ることができます。
他には自撮り棒が消える仕組みによって全身を自撮りしたり、ドローンのように高いところから撮ったり、空中をなめらかに移動する動画を撮影できる点が優れています。
撮影スキルがあまり必要ない
360度カメラを使ったことがないと何となく難しそうに感じますが、実は逆で撮影方法はかなりシンプルです。
GoProの場合、画角の変更などで頻繁に設定変更が発生しますが、ONE X2は一度設定したらあとは撮りっぱなしにできます。
撮影してる感が少ない
見た目がカメラっぽくないので知らない人からするとカメラとは思わないでしょう。そういう意味でより自然に撮りやすいです。
AI編集がスゴい
アプリ内の説明通りに素材を撮影すると、AIが凝った編集を自動でやってくれます。
素材によっては上手くできないこともありますが、自分で編集すると1時間くらいかかるような内容をほぼ1~2分程度でできるので満足度が高いです。
AIの自動編集でできること(2022年4月時点)
残像分身 / 電撃ウォーク / フライラプス / ストップモーションミックス / ストップモーション / ピクセライズ / パラレルプラネット / スターラプス / スピンビュー / オートタイムシフト / スプリットジャンプ / 影分身 / 回転世界 / タイムフリップ / ロールプラネット / ジャンププラネット / フェイスオフ / 巨人ジャンプ / ゴーストタウン
ちなみに360度カメラの編集に対応した動画編集ソフトを使えば、AI編集に頼らず、自分で編集することもできます。(Premiere Proとかファイナルカットプロは360度動画の編集に対応してます。)
ONE X2の弱点(GoProのほうがいい点)
編集が面倒
一般的なカメラで撮影した動画素材を編集する時と比較してひと手間増えます。
360度カメラ(撮影から編集までの基本的な流れ)
- 撮影
- 360度素材から使う部分をリフレーム←ココが手間になる
- 編集
- エクスポート
360度で撮った素材から自分が使いたいところをリフレーミングする必要があります。
▼ FinalCutProの編集画面ですが、画面右が360度で撮った素材、左はそこから使うシーンを選んでいます。
画質や音質はGoProよりも劣る
画質
5.7Kや4Kで撮ったとしても編集時に範囲を選んで使うことが多くなるので画質は実質的に少し落ちます。フルHD(1080p)くらいと考えたほうがいいかもしれません。
音質
マイクの性能はそこまで良くないです。一応の外部マイクを使うこともできますが、360度撮っている関係上、ふとした弾みで外部マイクと本体をつなぐケーブルが画面内に写りんでしまう可能性が高くなかなか難しかったりします。
ちなみに外部マイクはRode Wireless Goが対応しており、専用のアクセサリーを使ってちゃんとした状態やれば、自撮り棒と同様、外部マイクは消えます。
Insta360公式サイトに記載されているマイク(2022年4月時点)
RODE Wireless GO / RODE Wireless GO II (Only supports Merged mode) / RODE VideoMicro / RODE VideoMic Pro / XFAN D1 / BOYA-MM1 / BOYA-M1Pro / SONY UWP-D21 / Apple AirPods & AirPods Pro
▼ ちなみに公式サイトには記載されてませんでしたが、DJI Micも使えます。
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撮影までの反応は若干遅い
電源を入れてから録画開始までにかかる時間はGoProよりもかかります。そういう意味では撮り逃しもあるかもしれません。撮影してると意外とその数秒が大事だったりしますよね。
スローモーション撮影向きではない
3K100FPSには対応していますが、前述の通り、編集時に3Kの360度映像の中から必要な部分を選ぶわけなのでエクスポートする動画は高画質ではなくなります。スローモーション撮影用のカメラとしては他のカメラのほうがいいでしょう。
あまりラフに扱えない
両側にレンズが付いているので気軽においたり、ラフに扱ったりするとレンズカバーに傷がつく原因になります。傷がついたとしてもレンズ部分は自分で交換できません。
一応ケースが存在するので使わない時はレンズ部分を覆うなど、最低限のケアは必要になります。
GoProとONE X2の両方を持つメリットとは
動画にバリエーションが出る
やはり360度カメラで撮ったクリップがあるだけでパッと見で印象的な動画になります。
仮にGoProとDJI POCKET2の組み合わせを持っていても役割的にけっこう被るのでどっちかを使ずに死蔵することになりかねません。
一方、GoProとONE X2なら役割的にも被らないので無駄遣いしてる感じはありません。
2台体制時の役割(例)
- GoPro:高画質映像, スローモーション, タイムラプス
- ONE X2:ドローン風, AI編集
バックアップ用カメラになる
ONE X2は広角撮影もできるので、GoProのバッテリーが切れてもとりあえず最低限の代わりは務まります。
ONE X2は意外とバッテリーの持ち時間が長いです。
Insta360 ONE X2をを買う前に知っておきたいポイント
GoProかInsta360 ONE X2を1台買うならどっち?
優先順位としてはGoProのようなアクションカメラを先に買ったほうがいいでしょう。
理由としては
- GoProのほうが画質的には優れている
- GoProはスローモーションやタイムラプスにも向いている
- GoProは音をしっかり撮るのにも向いている
などです。
それからInsta360 ONE X2は発売後しばらく経っているので、そろそろ次のモデルが出でもおかしくはありません。
Insta360 ONE RSとInsta360 ONE X2ならどっち?
Insta360 ONE RSとInsta360 ONE X2はどちらも360度動画が撮れるカメラですが、GoProがあるならInsta360 ONE X2でいいと思います。
ONE RSはGoProと役割がかぶる部分もありますし、デザイン的に言えば縦長シルエットのONE X2のほうが360度撮影をしやすいからです。例えば、隙間からカメラを通すなら細いほうが有利ですよね。
また、防水性能はX2 > RSで料金はX2 < RSです。
GoPro MAXかInsta360 ONE X2ならどっち?
360度カメラと言えば選択肢としてGoPro Maxもありますが、個人的にはInsta360 ONE X2を推します。
比較すると若干、Insta360 ONE X2が上回っていました。
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編集環境は?
僕はMac Mini(8GB)とFinalCut Proを使っています。
AI編集はスマホアプリでやる必要がありますが、その際はPixel5を使います。
最新のマシンを使っているわけではないですが、サクサク編集できます。
どこで買えばいい?
Insta360公式サイトがおすすめです。
というのも、新品価格はどこで買ってもそこまで差がなくて、あっても数百円~2,000円くらいのレベルだからです。
また、公式サイトならInsta360 ONE X2にとってほぼ必須アイテムといえる自撮り棒が無料特典で選べます。
▼ 公式サイト購入特典は自撮り棒or保護フィルター(2023年1月調査時点)
特典付リンクはこちら
Insta360 ONE X2(insta360公式サイト)
「通販サイトで最安のパッケージ(自撮り棒なし)」と「公式サイトで自撮り棒特典」を利用するのとどっちがいいか。
故障時の対応を考えても、公式経由のほうが何かとスムーズでメリットが大きいように思います。
Insta360の公式サイトではタイミングによってはセールをやっていたりするので、ぜひ一度チェックしてみてください。
最後に
レンタルしてるサービスもいくつかあるので気になる場合は購入前にレンタルしてみるのもありです。
GoProとInsta360 ONE X2で撮った動画
Insta360 ONE RSで撮った動画
【最新版】ONE X2よりも画質が良い1インチモデルが発売されました
Insta360の最新版360度カメラとして1インチセンサーのモデルが新たに登場しました。弱点もあるので必ずしも最新モデルが正解とは言えませんが、ONE X2を買う前に知っておいたほうがいいかもしれません。
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